アデレード監督「遠藤はスマートで難しい選手」=クラブW杯
遠藤はスマートでわれわれにとって難しい選手
ドリブルで攻め上がるアデレードの主将ドッド 【Getty Images】
ドッド われわれはG大阪を追い込んだし、プレッシャーかけてチャンスも作った。個人的にはがっかりしている。私にもチャンスがあったのに、それをものにできなかった。それでも選手は頑張ったと思う。
――1−0のスコアをどう思うか? そして5位決定戦については
ヴィドマー監督 確かにわれわれは今回、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)とは少し変えてきた。結果だけでなく、ACL決勝では(2試合で)5点差あったが、スコアだけでなく試合運びでもまったく違っていたし、それがわれわれの大きな進展だった。今は木曜日(の5位決定戦)に頭を切り替えようと思う。この試合も全力を尽くして勝ちたいと思う。
――最後の1分で2度の決定機作った。もっとシンプルに放り込む戦い方は考えなかったか?
ヴィドマー監督 G大阪という素晴らしい相手と戦っているのだから、とにかくできるだけのサッカーをしたかった。今日の試合では、地上戦をすることが重要だと思った。そうすることで、ここまでG大阪に追いついたのだと思う。1−0ということで、時間がなければ、できるだけのことをしたいと思うはずだ。その意味で、最後は少し空中戦になった。
――ACL決勝と今日で二川にいい仕事をされたが、彼への対応は?
ヴィドマー監督 彼は大変いい選手だ。スピードもあるし、ボールに食いついてくる。われわれもそうした形にもっていきたかったが、もちろんレベルに差があった。ただ、われわれのパフォーマンスには満足している。ACL決勝からだいぶ進展したし、われわれにとっての指標となった。オーストラリアのサッカーがどこを目指すべきか、今回はっきりしたと思う。
――ACLと比べて、どういう点を変えてきたのか? 中盤からの激しさを感じたが
ヴィドマー監督 確かに変えた。できるだけプレスをかけていこうと思った。90分間は大変だが、それが功を奏したと思う。過去のACL2試合でもプレスをかけた。そうすることで(相手は)どうしてもフォーカスがずれる。だから中盤で、そしてディフェンスラインでできるだけプレスをかけた。それに対して、G大阪はカウンターが素晴らしかった。適切なところでプレスをかけることをわれわれは念頭に置き、それはうまくいっていたと思う。
――遠藤が動き始めてゴール決めたことについてどう思ったが
ヴィドマー監督 相手がゴールを決めたら、誰でもがっかりするだろう。彼はスマートで(われわれにとって)難しい選手だ。両サイドから攻めてきたので、なかなかとらえることは難しかった。ユージン(・ガレコビッチ/GK)の足の間をボールが抜けたことは残念だが、まさに正しいポジショニングを遠藤がとっていたのだと思う。
――最後にキャプテン、どうぞ(司会)
ドッド われわれはACLから改善されたことを実証できたと思う。パフォーマンスも良かった。木曜日は最善を尽くしたい。
<了>
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