アルアハリ来日会見「マンUに対するライバル心はない」=クラブW杯

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マンUに対するライバル心はない

「粘り強く戦いたい」と抱負を語ったキャプテンのシャディ・モハメド 【スポーツナビ】

――アルアハリはこれまでアフリカで大きな成功を収めてきたが、クラブW杯で結果を残すことができると思うか

エル・カティブ団長 アルアハリの使命は大会で勝つことだ。これはわれわれの責任でもある。エジプトのためだけではなく、アフリカのためにわれわれは粘り強く戦っていきたい。しかし、勝てるかどうかは誰にも分からない。

――チームは06年大会よりも成長していると言っていたが、具体的にどこが成長しているのか。また、アルアハリは“赤い悪魔”という愛称を持っているが、マンチェスター・ユナイテッドに対するライバル心はあるか?

ジョゼ監督 アルアハリには確かに“赤い悪魔”という愛称があるが、そんな単純な理由でマンチェスター・ユナイテッドに対するライバル心はない。また成長という意味では、このチームはこの5年間で17のタイトルを取っているが、そのなかでアフリカ大陸でのタイトルは7つ。勝利を重ねてきたメンバーだから、当然ながら経験は豊富だ。さきほどゴマが言っていたが、われわれにとって最も重要なものは、この大会に出場する権利を獲得したこと。これから先は、初戦を勝つために最善を尽くしたい。

ピッチでベストを尽くして最高の結果を

「良い結果を残したい」と静かに闘志を燃やすワエル・ゴマ 【スポーツナビ】

――パチューカに対してどのような分析をしているか?

ジョゼ監督 もちろんチームにはスカウティングをしているスタッフもいるが、メキシコに直接行って情報を持ってくることはなく、DVDを見て試合の情報などを得ている。最近の(試合の)DVDも手に入ったので、チームの特徴やアルアハリにとってどのような問題が起きそうなのか、どういう課題があるのかという分析をしている。

――日本の寒さ対策は?

ジョゼ監督 3年前に(初めて)来たときに成績が悪かったのは、寒さが原因ではない。一番ネックになったのは、いろいろなプレッシャーがあったからだ。チームはそのプレッシャーに負けてしまったと思っている。その後、私がチームに言い続けたのは、われわれには勝つ義務があるのではなく、ベストを尽くす義務があるということ。次の大会(2006年)では3位になることができたが、最近またいろいろなところから余計なプレッシャーがかけられていることを薄々感じ始めている。
 確かに、マンチェスター・ユナイテッドは欧州一のクラブであるし、われわれはアフリカ王者ではあるが、それを比較する必要はない。われわれはピッチでベストを尽くし、いいサッカーをして初戦に勝つということだ。初戦に勝つことができれば、そのときにその次を考えればいい。

シャディ・モハメド 寒さは私たちにとってはそれほど大きな問題ではない。ジョゼ監督が言っていたとおり、ピッチでベストを尽くして最高の結果を残したい。

<了>

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