アデレード来日会見「マンUと対戦したい」=クラブW杯

スポーツナビ

今は、G大阪と対戦することは忘れた方がいい

主将のドッドは「ワイタケレ戦に集中する必要がある」と話した 【スポーツナビ】

――ワイタケレに勝利すると、次はガンバ大阪と対戦し、3度目の正直ということになるが

ヴィドマー監督 G大阪は大変優れたチームである。私は、彼らの試合運びに敬意を抱いている。もし彼らと対戦できれば素晴らしいことで、皆さんにとっても大変喜ばしいことだと思う。ただ、先ほども言ったように、あくまで今の主眼は、ワイタケレ戦にある。G大阪については、木曜日の試合後に話ができればと思う。

――ドッド選手の目から見て、チームの雰囲気はどうか? また、アデレードの強さはどのあたりにあるか?

ドッド (ACL以降)再び来日することができて、とても良い気分だ。前回のG大阪戦は残念ながら良い結果を出すことができなかったが、それはすでに過去のこと。今は、先を見据えていきたいし、われわれの集中はこの大会に向けられている。(日本に)到着して24時間経たないが、これから練習も始まるし、試合に関してもチームメートの皆が楽しみにしている。クラブW杯に出場すること自体が、われわれのチームにとって素晴らしい達成だが、結果も出していきたい。週末の国内戦でいい結果を出すことができたので、チームは自信をつけている。その自信を持ってワイタケレ戦に挑み、良い結果を期待したい。

――ドッド選手にとって、ワイタケレ戦に勝利後のG大阪戦に向けて、何か対策はあるのか?

ドッド G大阪との試合を楽しみにしている、と言えれば大変うれしいね。だが、われわれは目の前のワイタケレ戦に集中する必要がある。今はG大阪との対戦を考えることはあまり良くないと考えているし、忘れた方がいい。

――選手の負傷は?

ヴィドマー監督 来日した選手の中で、けがをしている選手はいない。DFのカッシオとオグネノブスキが風邪を引いてしまったようなので、それが唯一の心配事だ。

ワイタケレ戦の行方は五分五分

――もしワイタケレ戦に負ければ、オーストラリアの恥だと思うが

ヴィドマー監督 常にわれわれは勝利のためだけに試合に臨んでいる。選手は勝利のためにあらゆる努力をしているし、彼らの努力に疑問の余地はない。また、われわれは勝利できる立場にいると思っている。国内戦の数試合でいい結果を出しているし、選手もフレッシュな心で今大会に臨む。アデレードが勝つだけの理由は存在している。

――ワイタケレの印象は? また、勝利のためのポイントは?

ヴィドマー監督 今、ドッドが「ゴールを決めることだ」と、言ったよ(笑)。確かにその通りだ。試合は非常に厳しくなるだろう。彼らは昨年も今大会に出場しているので、それだけの経験値は積んでいるし、その点では有利だ。一方のわれわれは初出場で、何を期待していいのか手探りの状態だ。ワイタケレの監督は3、4週間前に、「(今回の試合の行方は)五分五分だ」と言っていたが、私も全く同感だ。フィールドに立てば、楽な試合など存在しない。今回の試合も厳しいものとなるだろう。

チカレッロ団長 私は選手、監督、スタッフを信じている。そして、この日本でオーストラリアのサッカーを披露してほしいと思う。最後に、日本の温かなもてなし、そして主催者であるFIFA(国際サッカー連盟)、関係者の皆様にとても感謝している。これから、できれば2週間にわたって、最高のプレーができればと思っている。

<了>

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