アデレード来日会見「マンUと対戦したい」=クラブW杯

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アジア第2代表として出場するアデレード 【スポーツナビ】

 11日に開幕を迎える「TOYOTA プレゼンツ FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2008」(以下、クラブW杯)に出場するアジア第2代表のアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)が8日、東京都内で記者会見を行った。会見には、アウレリオ・ヴィドマー監督をはじめ、トラビス・ドッド主将が出席。初出場となるクラブW杯への意気込みを語った。
 アデレードは11日、アジア第2代表のワイタケレ(ニュージーランド)と東京・国立競技場で開幕戦に臨む。この試合の勝者は、14日にアジア代表のガンバ大阪との準々決勝に進む。

クラブW杯出場は、エキサイティングな気持ち

元広島のヴィドマー監督。アデレードは世界のひのき舞台でよいプレーを披露できるか 【スポーツナビ】

チカレッロ団長 アデレードは若いクラブで、まだ設立して5年しか経っていない。このような若いクラブがクラブW杯に出場できることを大変光栄に思う。われわれは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)などを通して、アジアのフットボールの経験を積むことができた。今度は、オーストラリアのサッカーがいかなるものかを、栄誉あるクラブW杯を通して、お見せできることをうれしく思うし、楽しみでもある。

ドッド (チカレッロ団長と)全く同じ気持ちだ。クラブW杯のような名のある大会に出場できてうれしい。チームは大変な努力をして、長い道のりをこの場まで勝ち上がった。オーストラリアのチームを代表して出場することをとても誇りに思う。

ヴィドマー監督 私が言おうとしたことを、2人がすでに言ってしまったので、何を話したらいいか厳しい状況だ。2人と全く同じになってしまうが、この場にいられることを大変誇りに思っている。クラブ史上初めて、このような大きな大会に出場でき、エキサイティングな気持ちだ。同様に、開幕戦で試合ができることを大変光栄に思っている。

マンチェスター・ユナイテッドと対戦したい

――オーストラリアがアジアサッカー連盟に移ったことでの今回の出場となるが、オセアニア代表として、または、アジア代表として出場することの違いは何か?

ヴィドマー監督 アジアで戦ってきて、(サッカーの)内容が変わってきた。オセアニアと比べると、アジアでは質の高い試合が見られる。その中で長く戦ってきたことで、チームは大きく成長した。

――(対戦相手の)ワイタケレのデータ、予備知識は?

ヴィドマー監督 3、4週間前にワイタケレの試合を見て、プレースタイルに関しては十分に認識を深めることができた。残念ながら、ここ数週間は彼らの様子を見る機会がなかったが、十分に情報は収集しているし、それを有効活用できると思う。

――時期尚早かもしれないが、マンチェスター・ユナイテッドと準決勝で対戦する気持ちは?

ヴィドマー監督 どのチームも夢を見ることはある。まさに、マンチェスター・ユナイテッドと対戦したいという夢だ。一方で、現実的な部分にも目を向けなければならない。われわれは地に足をつけて、着実にステップを踏んでいかないと、そのようなチャンスは到来しない。今、フォーカスしているのは木曜日のワイタケレ戦。大変厳しい試合になるが、メンタル面できちんと準備を整えて、戦っていきたい。運が良ければ、マンチェスター・ユナイテッドと対戦できるかもしれないが、一歩ずつ、着実に試合を進めていくことが大切だ。

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