C・ロナウド「トリッキーな技は自分のスタイル」=日本テレビ 特別インタビュー
昨シーズンのC・ロナウドは、まさに獅子奮迅(ししふんじん)の活躍で最高のシーズンを送った。イングランド・プレミアリーグでは31ゴールで得点王に輝き、チームの連覇に大きく貢献。UEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグでも得点王の活躍で、自身初となる欧州王者の称号を手に入れた。さらにゴールデンブーツ賞(欧州得点王)も獲得し、今年のバロンドール(世界最優秀選手賞)の最有力候補でもある。
“赤い悪魔”(マンUの愛称)の背番号7を背負う男は、日本でどのような“芸術”を披露してくれるのだろうか。C・ロナウドが世界一への熱い胸の内を明かした。
日本でプレーするのを楽しみにしている
いまや誰もが認める世界最高の選手となったマンUのC・ロナウド 【Getty Images】
僕は常にピッチ上で全力を尽くす選手だ。アジアには僕を応援してくれるファンがたくさんいる。日本、中国、韓国と。僕にとってはとてもうれしいよ。一度アジアを訪れた時、スタジアムでも街の中でもファンに囲まれて大変だった。アジアのサポーターはとても熱狂的だ。試合でもトリックに歓声を上げてくれるし、いいプレーに拍手してくれる。もうすぐ行けることを楽しみにしているよ。
――クラブワールドカップ(W杯)はあなたとチームにとってどんな挑戦でしょうか?
とても楽しみな大会だ。クラブW杯という舞台で戦うことができて光栄だよ。ユナイテッドには優勝するチャンスがあると思う。そして監督にとっても新たな挑戦だ。ベテラン選手たちも、この大会のことを話しているし、みんな戦えるのを楽しみにしている。ほかの大陸の代表チームと戦えるのも楽しみだ。メキシコやアジアの代表には素晴らしい選手がいるしね。その中でユナイテッドはもちろん優勝を目指すよ。
――プレー中のトリッキーなプレーについて
それが自分のスタイルだからさ。特にアジアではこういうプレーでファンが沸くのは分かっている。以前アジアでプレーしたとき、ちょっとしたトリッキーな技を混ぜたらファンがどっと沸いて、大騒ぎされた。すごくいい気分だった。だからアジアでプレーするのは楽しみなんだ。雰囲気が素晴らしいから。トリッキーなテクニックを混ぜるのは自分のスタイルさ。いつもやっていることだけど、あくまでチームの勝利のためだ。それが一番大事だからね。
――歴史のあるクラブでプレーすることで、何か影響を受けたことはありますか?
正直に言うけど、何も影響されてはいない。ただ、僕はユナイテッドというチームと歴史に敬意を持っているし、常に人々の話題に上がるチームだ。チームに敬意を払い、常に全力でプレーしなければならない。それがユナイテッドというクラブにおいてはとても大事なことだと、選手全員がわきまえている。常に向上心を持って、練習を積み、強くなっていかなければならない。それがユナイテッドの選手の宿命なんだ。
――日本のファンに一言
日本でプレーするのを楽しみにしているよ。ユナイテッドにとってこの大会に参加できることは大変な名誉だし、素晴らしい機会だと思っている。日本のファンにはぜひスタジアムに足を運んで、ユナイテッドを応援してもらいたい。
<了>
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