春高バレー開幕!
女子:大本命は前回Vの滝井、層厚い東九州龍谷が対抗
春高バレーが20日開幕。V・プレミアリーグ出場経験もある堀口ら、未来のスターたちに注目だ 【Photo:渡辺正和/アフロスポーツ】
その大阪国際滝井にリベンジを果たしたいのは、昨年準優勝に甘んじた東九州龍谷(大分)。多くのVリーガーを輩出し、昨年の優勝メンバーでもある先輩たちも多く実業団に入団しているが、後輩たちもまた層が厚く実力も申し分ない。過去にアジアユース選手権でMVPも獲得している長岡望悠(1年・レフト)をはじめ、全日本ジュニアに8人が選出されている。そのほか、全日本ジュニアにも名を連ねる峯村沙紀(2年・レフト)を擁する強豪・九州文化学園(長崎)や春高出場は4回目ながらも、ここ2年ベスト8に食い込んでいる細田学園(埼玉)の成長ぶりにも期待したい。
男子:連覇狙う東亜、清水&星野の2年生コンビに注目
その東亜学園を崩すべく臨む宮城の東北は、2002年以来春高優勝から遠ざかっているものの、それ以降を見ても準優勝が3回、ベスト4が2回と安定した強さを誇る。また秋田の古豪・雄物川も、前回大会ベスト8、昨年の高校総体ベスト4と確実に順位を上げ、今年こそは最終日のセンターコートで戦いたい。
そして2005、06年と2連覇しているものの、昨年は2回戦負けという屈辱を味わった深谷(埼玉)。深谷は1回戦を勝ち抜いても、次の2回戦では昨年の準優勝校である鎮西(熊本)と当たり、3回戦に上がると順当に行けば先にも挙げた東北と当たる厳しいブロックにおり、果たしてどこまで勝ち抜くことができるのか。
いくつか注目校を挙げてはみたが、高校生の全国大会ではどんな番狂わせが起こるか全く予想ができない。上位の座を、そして広いセンターコートで栄光をつかむことをどのチームも虎視眈々(こしたんたん)と狙っていることだろう。未来のスターたちの戦いに、大会序盤から目が離せない。
<了>
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