西武・渡辺監督ら、アジア一へ意気込み語る=アジアシリーズ2008監督会見
13日に開幕する「アジアシリーズ2008」の共同記者会見に出席した天津・焦益監督、統一・呂文生監督、西武・渡辺監督、SK・金星根監督(写真左から) 【スポーツナビ】
会見には埼玉西武・渡辺監督をはじめ、韓国野球委員会(韓国/KBO)のSK・金星根監督、中華職業棒球連盟(台湾/CPBL)の統一・呂文生監督、中国棒球協会(中国/CBA)の天津・焦益監督が出席した。
渡辺監督は「近年、アジアの野球もレベルが上がってきていますし、日本は過去に優勝していますが、そんなに簡単には優勝できないと思う」と警戒。日本シリーズの激闘を終え、中島裕之や細川享、石井一久、西口文也ら主力を故障で欠き、ボカチカ、グラマンら外国人選手もいない中で厳しい戦いに挑むが、「シーズン中も北京オリンピックで主力が抜けたので、ほかのメンバーで力を合わせて戦うことは経験しています。相当な力を持った選手はたくさんいるので、普段どおりやるだけです」と自信を示した。そして「優勝できるように精一杯頑張ります」と力強く語った。
(以下は会見の様子)
中国棒球協会(CBA)の天津ライオンズ・焦益監督 【スポーツナビ】
天津ライオンズを代表しまして主催者、メディアの方々に感謝します。アジアシリーズに出場できて大変喜んでいます。思い切って自分たちの実力を発揮したいと思います。
――今回初めて単独チームとして挑む心境を聞かせてください
天津ライオンズは、中国の野球界では若くて生き生きしているチームです。アジアの中で中国の野球はまだまだ遅れていますが、日々進歩しています。皆さんに良い野球をお見せしたいと思います。
――投手、野手でそれぞれ注目の選手を紹介してください
投手では中日でも活躍した呂建剛や、左腕の蘇長龍、野手では遊撃手の侯鳳連、外野手では王超も挙げられます。
台湾の中華職業棒球連盟(CPBL)の統一7−ELEVEnライオンズ・呂文生監督 【スポーツナビ】
去年に引き続き、台湾を代表して今大会に出場できることをうれしく思います。ベストを尽くしていきます。第一の目標は決勝進出です。
――2年連続出場となりますが、台湾のリーグを制することができた一番の原動力は?
台湾では、統一は攻撃力が一つの強みとして知られています。前回大会では2名の外国人投手がいましたが、彼らはシーズン中のパフォーマンスを発揮できませんでした。ことしはその2名をチェンジして、違う2名の外国人選手を連れてきました。彼らは速球が持ち味の投手です。持ち味を発揮してくれると期待しています。
――目標である決勝進出に向けて、台湾チームのポイントは?
まず投手陣に期待しています。主力の潘威倫は、昨年の中日戦でいいパフォーマンスを発揮してくれました。外国人投手ではハックマン。台湾のチャンピオンシップに3試合登板して、2度勝利しています。今大会でも好成績を挙げてくれると期待しています。主力打線は、東京ドームに慣れているので、昨年よりもさらにいい成績を残してくれると思います。
(SK・金星根監督、埼玉西武・渡辺監督のコメントに続く)