ノアvs.新日本ジュニア開戦、第1RはNO LIMITが勝利=ROH
丸藤組vs.KENTA組は延長でも決着つかず
延長戦で飯伏(上)の不死鳥プレスが完ぺきに決まるも、中嶋がカット 【スポーツナビ】
いつものごとくKENTAと中嶋だけ握手をかわさずに試合はスタートする。丸藤と飯伏の両天才が先発し、スピーディーかつ先の読めない攻防を展開。しかし、KENTAと中嶋に変わるや否や、激しい蹴り合いとなる。特に中嶋の重厚なキックがKENTAの胸板にめり込むと、場内からはどよめきの声がもれた。また、先のノア「ジュニアタッグリーグ戦」ではタッグを組み、今回が初対戦となる中嶋と飯伏は、遠慮することなくお互い得意の蹴りを見舞っていた。そして、激しい打撃戦に華麗な空中技がミックスされた試合は、ハイスパートのまま30分時間切れ引き分けとなった。
高度な攻防に酔いしれたファンは惜しみない拍手を送るが、「まだまだ」と言わんばかりの4人は、そのまま延長戦を要求。場内は一気に沸きあがり、協議の結果、5分の延長戦が始まった。勝ちにこだわる丸藤とKENTAは吹き上がる汗をぬぐおうともせず、リング狭しと動き回るが、結局、延長戦も時間切れ引き分けに。精魂尽き果てた4人は、リング上で大の字となった。試合後、KENTAは試合内容に納得したのか、中嶋と少し間をおいて握手。この4人にしかできない極上タッグマッチは、こうして幕を閉じた。
GHC王者・健介、米国ROH出撃宣言
GHC王者・健介が危なげなく勝利を収める 【スポーツナビ】
試合後は初めてROHのリングに上がれたことに武者震いしつつ、「自分がどこまで通用するか。体が動き続けるまでチャレンジしたい」と本場・米国進出の野望を口にした。そして「ジャパニーズプロレスの力を見せたい!」と力強く言い切った。
また、第4試合では前GHCヘビー級王者・森嶋猛が9.6ノア日本武道館での王座陥落後、初とる試合に臨んだ。デイビー・リチャーズとタッグを組んでブリスコ兄弟と対戦した森嶋は、ヒッププレスや2人同時にブレーンバスターで投げ捨てるなど奔放に暴れまわり、ベルトを手放したショックを感じさせないファイトで勝利に貢献した。試合後には自陣についた悪徳マネージャーのラリー・スウィーニーとともに写真に納まり、「グッドマネージャーだよ」と御満悦の表情を浮かべた。
メーンイベントではROH世界ヘビー級王者のナイジェル・マッギネスが、ジミー・ジェイコブスをジョーブレイカーラリアットで沈め、王座防衛に成功している。
■「ROH in JAPAN’08」2日目
9月14日(日)東京・ディファ有明
<第8試合 ROH世界選手権試合>
[王者]○ナイジェル・マッギネス
(21分02秒 ジョーブレイカーラリアット→片エビ固め)
[挑戦者]●ジミー・ジェイコブス
※王者が防衛に成功
<第7試合 シングルマッチ>
○佐々木健介
(12分20秒 北斗ボム→片エビ固め)
●ロデリック・ストロング
<第6試合延長戦 タッグマッチ>
△丸藤正道、中嶋勝彦
(5分時間切れ引き分け)
△KENTA、飯伏幸太
<第6試合 タッグマッチ>
丸藤正道、△中嶋勝彦
(30分時間切れ引き分け)
KENTA、△飯伏幸太
<第5試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合>
[王者]●金丸義信
(20分40秒 キャトルミューティレーション)
[挑戦者]○ブライアン・ダニエルソン
※金丸が6度目の防衛に失敗、ダニエルソンが新王者に
<第4試合 タッグマッチ>
●ジェイ・ブリスコ、マーク・ブリスコ
(11分58秒 ハマーオブザゴッド→体固め)
森嶋 猛、○デイビー・リチャーズ
<第3試合 シングルマッチ>
○石森太二
(12分22秒 スーパースターエルボー→エビ固め)
●エル・ジェネリコ
<第2試合 シングルマッチ>
●エディ・エドワーズ
(5分08秒 横入り式回転エビ固め)
○宮本和志
<第1試合 シングルマッチ>
○オースチン・エイリース
(11分05秒 ラストチャンスリー)
●タイラー・ブラック
<ダークマッチ>
鈴木鼓太郎、●平柳玄藩
(11分29秒 スターダストプレス→体固め)
裕次郎、○内藤哲也(新日本プロレス・NO LIMIT)