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壮絶タフマッチの果てに新王者グリフィン誕生!
「UFC86 ジャクソンvsグリフィン」レポート
フルラウンド死闘の末、グリフィンがランペイジを下し、UFC世界ライトヘビー級の新王者に
フルラウンド死闘の末、グリフィンがランペイジを下し、UFC世界ライトヘビー級の新王者に【Zuffa】

 現地時間7月5日(土)、ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベントセンターでは「UFC86 ジャクソンvsグリフィン」が行われた。


 TUFシーズン7のコーチ対決でもある王者ランペイジ・ジャクソンと挑戦者フォレスト・グリフィンの一戦は、両者共にTUFの収録&中継の兼ね合いから、昨年9月以来のファイト。ランペイジは「UFC75」で難敵ダン・ヘンダーソンを退け、グリフィンは同じ月に開催された「UFC76」でUFC初参戦となったマウリシオ・ショーグンから劇的な勝利を挙げている。


 この3ヶ月間、週一でスパイクTVの放送もあってか、日本では伺いしれないほどの興奮状態で迎えたメインイベント。試合では、1Rからランペイジのカウンター右アッパーが決まり、ダウンを喫したグリフィンだったが、2Rに怒涛の反撃。1Rの鬱憤を晴らすかの如く、一方的な展開で優位に立つと、その後は、激しい殴り合いを繰り広げながらも、4Rには、下から三角絞めを狙ったグリフィンに、ランペイジがパワーボムを披露するという派手な攻防も織り交ぜ、最後まで一進一退のタフマッチが続いた。


 5Rを戦い抜いた両者。最後は、判定勝利をモノにしたグリフィンがライトヘビー級新王者となり、遂にTUFシリーズからUFCの頂へと登りつめた。その一方で、敗れたランペイジも、清々しい表情を見せ「また、戻ってくる」とコメント残してオクタゴンを去った。


 また、注目の2大ライト級戦。タイソン・グリフィン×マーカス・アウレリオの一戦は、アウレリオのサブミッションを凌いだタイソン・グリフィンが打撃で押し切り、価値ある判定勝ち。1月のライト級タイトルマッチでBJ・ペンに敗れたスティーブンソンとグレジソン・チバウの一戦は、白熱の好勝負の末、スティーブンソンが得意のフロントチョークで快勝した。


 更に、2月に6年ぶりのオクタゴン復帰を果たしたヒカルド・アルメイダの復帰第2戦は、目下連勝中のパトリック・コーテに手痛い敗戦。ウェルター級主力ファイターの一人、ジョシュ・コスチェックは、クリス・ライトルをエルボーで血だるまにして勝利を挙げた。

判定は3−0でグリフィン!

最終5Rには右ストレートで追い込み、判定勝負をモノに
最終5Rには右ストレートで追い込み、判定勝負をモノに【Zuffa】

 メインイベントで行われた、ランペイジ・ジャクソンとフォレスト・グリフィンによる、UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ。先に入場したTUFシーズン1覇者フォレスト・グリフィンは大歓声の中、オクタゴンイン。ランペイジは首からトレードマークのチェーンをぶら下げ、恐ろしく不気味な表情をみせた。


 軽く拳を合わせた両者。試合は、グリフィンが左ジャブから左フック、ローで先手を取ると、続けざまに左ハイ、ワンツーを繰り出す。ランペイジも大きなフックから、左ボディを返して応戦。グリフィンの素早いパンチを捌きながら、重いパンチを返していくと、ランペイジは左右のフックで突進、一気に主導権を握るかにみえたが、グリフィンもワンツーから、左フック、左のジャブを放つ。


 しかし、ここでランペイジのカウンター右アッパーが炸裂。これでダウンしたグリフィンは、必死にガードに取り、ランペイジはそんなグリフィンをケージ際まで運んでからパウンド。だが、ケージを使い、向きを変えたグリフィンが、ランペイジのパウンドを被弾しながらも強引に立ち上がることに成功してスタンドへ。大歓声の中、1Rが終了した。


 2R、グリフィンのローがランペイジに襲い掛かると、明らかに嫌がったランペイジに、スタンドでのフロントチョークから膝蹴り、グラウンドでは上を取って、ハーフガードからエルボー、更にはサイドポジションへ移行してのV1アームロックと怒涛の反撃。グリフィンは、1Rの鬱憤を晴らすかの如く一方的に攻め続けた。


 4R、激しい殴り合いの最中、ランペイジのショートアッパーが度々グリフィンを捕らえる。劣勢となり、組み付いたグリフィンを押しつぶしたランペイジだったが、グリフィンは下から三角絞めを狙い、これを持ち上げたランペイジは、PRIDEシリーズでも猛威を奮ったパワーボムへ。これは、グリフィンがとっさに足を離して事なきを得たが、グリフィンは集中力を切らさず、下からオモプラッタ。これをディフェンスしたランペイジが立ち上がり、勝負は最終ラウンドへ。


 5R。大歓声が降り注ぐオクタゴン。グリフィンはロー、ワンツー、左ハイを放っていくと、ランペイジの突進に合わせて首相撲から膝蹴り。それでも、グリフィンのワンツーをスウェーでかわすランペイジ。それでも、グリフィンは右ストレート、ローでランペイジを追い込み、ランペイジも、ハンマーのようなパンチを返していく。5Rを戦い抜き、試合終了のホーンが鳴った瞬間、抱き合った両者だったが、判定では3−0でグリフィンが勝利。ここにライトヘビー級新王者が誕生した。

アルメイダの復帰第2戦は、精彩欠きコーテに判定負け!

復帰2戦目のアルメイダは精彩を欠いて判定負け
復帰2戦目のアルメイダは精彩を欠いて判定負け【Zuffa】

 2月に6年ぶりのオクタゴン復帰を果たしたヒカルド・アルメイダの復帰第2戦。対するコーテは、4連敗の後、3連勝と勢いにのる。


 コーテはスタンス広く、低い姿勢で対峙。組み付いたアルメイダは、スタンドでのフロントチョークを狙い、これが極まらないとみるや、そのままグラウンドへと引き込む。


 ガードで上になったコーテは、距離を取りスタンドへ戻す。と、アルメイダは再びタックル、今度はケージ際へと押し込んだ。差し合いからテイクダウンに成功したアルメイダは、ポジションを変えながら上からパウンド。コーテも下からの蹴り上げをみせ、ここで1Rが終了した。


 アルメイダのグローブが破れ、テープで修復。数分のインターバルを挟んでから2Rがスタート。タックルをきられたアルメイダが、下からラバーガード。これを嫌がったコーテが、またしても距離をとってスタンドへ。スタンドでは時折棒立ちになるアルメイダに、コーテはワンツー、フック、アッパー、ローを放っていく。


 3R、組み付くアルメイダを、突き放していくコーテが、時折ローをクリーンヒットさせていく。タックルの決まらないアルメイダは、パンチで応戦するも単調な展開は否めず、残り1分でようやくテイクダウンに成功したが、最後まで決め手がなく、結果はスプリット2−1でコーテが判定勝利を挙げた。



「UFC86 ジャクソンvsグリフィン」全試合結果

7月5日(土・現地時間) 米国・ネバダ州ラスベガス マンダレイベイ・イベントセンター


<第9試合 UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ/5分3R>

●[王者]ランペイジ・ジャクソン(米国)

(5R終了 判定)

○[挑戦者]フォレスト・グリフィン(米国)

※グリフィンが世界ライトヘビー級新王者に


<第8試合 ミドル級/5分3R>

○パトリック・コーテ(米国)

(3R終了 判定)

●ヒカルド・アルメイダ(ブラジル)


<第7試合 ライト級/5分3R>

○ジョー・スティーブンソン(米国)

(2R2分57秒 フロントチョーク)

●グレジソン・チバウ(ブラジル)


<第6試合 ウェルター級/5分3R>

○ジョシュ・コスチェック(米国)

(3R終了 判定)

●クリス・ライトル(米国)


<第5試合 ライト級/5分3R>

○タイソン・グリフィン(米国)

(3R終了 判定)

●マーカス・アウレリオ(ブラジル)


<第4試合 ヘビー級/5分3R>

○ガブリエル・ゴンザガ(ブラジル)

(1R1分57秒 キムラアームロック)

●ジャスティン・マッコリー(米国)


<第3試合 ライト級/5分3R>

●ジョージ・グルジェル(ブラジル)

(1R4分48秒 三角絞め)

○コール・ミラー(米国)


<第2試合 ライト級/5分3R>

○メルヴィン・ギラード(米国)

(1R36秒 TKO)

●デニス・シバー(ドイツ)


<第1試合 ライト級/5分3R>

○ジャスティン・ブショールス(米国)

(1R3分57秒 リアネイキドチョーク)

●コーレー・ヒル(米国)

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