連覇の四位「最高に幸せです」=ダービー勝利騎手インタビュー
史上2人目となるダービー連覇を達成した四位洋文、レース後のウイニングランでは馬上で歓喜の雄たけびを発した 【スポーツナビ】
騎乗した四位洋文は昨年のウオッカに続き、2年連続のダービー制覇。武豊(1998年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ)以来史上2人目の快挙に、「最高に幸せです」と笑顔。また、1番人気での勝利という大役を果たしたことに「責任を果たせてホッとしています」と、安堵の表情を浮かべた。
以下は、四位の勝利騎手インタビュー。
「1番人気の責任を果たせてホッとしています」
「責任を果たしてホッとしています」――1番人気での勝利に安堵のコメント 【スポーツナビ】
四位 最高です、最高に幸せですね。
――今日のディープスカイの雰囲気はどうでしたか?
四位 今日はパドックで馬体重がプラス6キロ。しっかりと追い切りをやってきてプラス6キロなので、本当に具合がいいんだなと先生(昆調教師)と話しましたね。前走のNHKマイルカップと変わらず、ドッシリと構えていてくれました。むしろ、こないだよりも落ち着いていて、馬場入場の時も歩いてくれた。頼もしかったです。
――レースについてですが、道中はどのように進めようと思っていましたか?
四位 流れうんぬんよりも、ゲートを出た感じでと思っていました。ちょうど、ユタカさん(武豊)の馬が近くにいたので、出て行くんだったら自分は下げよう、行かないんだったら自分がその前に行こうと思っていました。それで、出て行ったので、ユタカさんにくっついていこうと決めました。あとは3コーナーで考えようと。いい感じで進められましたね。
――GOサインを出したのは、具体的にはどのあたりでしたか?
四位 4コーナーを回って、外に出してからGOサインを出しました。いい伸びだったんですけど、やっぱりダービーという雰囲気なので、何かに差されるんじゃないかって、ゴールまでハラハラ、ドキドキでしたね(笑)。
――ダービーを制覇したことで、将来がいっそう楽しみになりましたね。
四位 そうですね。先も楽しみですが、まずはこのまま無事に行ってほしいと思います。自分は乗り替わりにならないように頑張ります(笑)。それだけです。
――また、四位騎手は史上2人目のダービー連覇となりました。
四位 ジョッキーのことはともかく、ディープスカイにとっては一生に1度のダービーですからね。自分としては、1番人気の責任を果たせてホッとしています。
「期待通りの伸び。これ以上求めたらバチが当たる」
最後の直線は「期待通りの伸び」と、四位はディープスカイの末脚を絶賛 【スポーツナビ】
四位 馬場コンディションは朝から急速に良くはなっていったんですが、やっぱり3、4コーナーの内がすごい荒れているんです。直線は内もいいんですけど、3、4コーナーの感じから前が詰まりそうだったんで、外へ。手応えにも余裕があったので、外へ出しました。
――前走から距離が800メートル伸びることへの心配はありましたか? また、これ以上の長い距離に関してはどう考えていますか?
四位 折り合いに問題がないので、800メートル伸びることに関しては大丈夫だと思っていました。でも、これ以上の距離となると、うーん、何とも言えないですね。分からないです。
――先ほど、馬場入場でも歩いていたと言っていましたが、この時期の3歳でこの大観衆の中を平気で歩ける馬というのは、なかなかいないのでは?
四位 そうですね。この雰囲気の中を歩けるというのは、よほど度胸があるということ。たいした馬ですね。
――最後の直線の脚は、四位騎手の期待通りの伸びでしたか? それ以上でしたか?
四位 正直、半信半疑なところもあったんですが、期待通りの伸びでした。これ以上求めたら、バチが当たりますよ(笑)。
――追い出してから、2着のスマイルジャックをかわせるという手応えはすぐにありましたか?
四位 実は2着が何か分からなかったんですよ。何か内にいるなって(笑)。内、外で離れていたので、どうかなって思いましたけど、かわしてくれるだろうと思っていました。
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