ルメール×藤沢和×フランケルの夢再び スケール大、ミリオンドリームズに★7つ

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 今年も藤沢和厩舎とルメールJのタッグは健在。ソウルスターリングと同じフランケル牝駒のミリオンドリームズが、札幌で初戦V発進を果たした。一方、新潟では1億円ホースのホウオウサーベルが好時計で快勝。牡馬路線にも、また新たな好素材が登場した。

ムチが入ってギアチェンジ ミリオンドリームズ

写真のソウルスターリングによく似たステータスを持つミリオンドリームズ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

8/12(日) 札幌5R 2歳新馬 芝1800m
ミリオンドリームズ 牝 馬体重:510kg
★★★★★★★ 7点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 藤沢和
生産:千代田牧場
馬主:飯田正剛
父:Frankel
母:ミリオンセラー2(A.P. Indy)

 スタートの反応が良く、すぐに流れに乗って道中は中団待機。3角辺りから鞍上が徐々に気合を入れ、直線は外へ。ラスト1Fでムチが入るともう1段階ギアを上げてきた。鋭い反応を見せ、アッサリと差し切ってデビューV。レースぶり、フットワーク、血統、そのいずれにもスケール感があり、藤沢和厩舎のフランケル産駒(ソウルスターリングと同じ)ということで期待も高まる。

馬体診断
 510キロと牝馬らしからぬサイズがある馬体は、初戦の段階ではまだ余裕残しに映った。それでいてこのパフォーマンスなのだから、素質は言わずもがな。トモのボリュームや踏み込みの力強さなど、とにかくパワフルで芝・ダートも問わなさそうで、洋芝適性も高い。ややマイラー寄りの馬体にも見えるが、2000m位もこなせる。馬体が絞れた時の走りが楽しみだ。

血統診断
 父Frankelは既に日本でもソウルスターリング、モズアスコットの2頭がGI勝ち。種牡馬としても怪物の名に恥じない実績を積みつつある。母はBCクラシック勝ちのA.P. Indy産駒。アメリカで走ったが、母父がサンデーサイレンスという血統で、日本の芝適性への下地を支えている。母系に多数のGI勝ち馬がいる良血で、血統的スケール感はかなりのもの。

馬券の狙い目→阪神JF(阪神芝1600m)など、マイル路線で有力の1頭。勿論、順調ならクラシック戦線でも期待できる。次戦以降は馬体重や体の絞り具合に注目。

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