【新日本プロレス】田口JAPANがLIJに劇的勝利で大阪決戦へ弾み 鈴木軍がさらなる侵攻予告「アレがすべての始まりだ」

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LIJとのトリプル王座前哨戦を劇的勝利で飾り2.11大阪決戦へ弾みをつけた“田口JAPAN” 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 7日の新日本プロレス「THE NEW BEGINNING」東京・大会では、11日に迫った大阪大会でのタイトルマッチへ向け、イリミネーションマッチでの前哨戦が行われ、それぞれ激しい火花を散らした。
 メインイベントのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)と新日本正規軍とのトリプル前哨戦では“田口JAPAN”監督こと田口隆祐が大活躍。試合巧者のLIJを翻ろうする動きで“田口JAPAN”を勝利に導いた。

トリプル前哨戦は目まぐるしいl攻防の連続

ヒロムを背負った状態でSANADAをジャーマンでぶん投げたエルガン 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 じっくり時間をかけて入場するロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)に対し、田口JAPANは円陣で気合。まずはヒロムとリーが目まぐるしい攻防。内藤がリングインインするとLIJの動きが一気に加速する。場外で内藤とエルガン、EVILと棚橋がやり合う。

 田口がつかまるがEVIL、BUSHIに同時DDTを決め脱出。エルガンはスリーパーを狙うヒロムとSANADAをまとめてジャーマンでぶん投げる。内藤にファルコンアロー、ラリアットで1回転させる。BUSHIのコードブレーカーをキャッチしてデスバレーボム。棚橋がスリングブレイドからハイフライフローで3カウントを奪い1勝。

 EVILが棚橋を場外に落とそうと、ロープをつかむ指を一本ずつはがす地味な攻撃に、棚橋はヘッドシザースでEVILを落とそうとするが、ヒロムが突き落とし棚橋は失格。
 中西はアルゼンチンでEVILを場外に投げようとするが内藤がカット。逆に場外に落とされて失格。EVILもエルガンに落とされOTTR。

内藤がエルガンを道連れに

エルガンを道連れにしてしてやったりの内藤 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 エルガンは内藤のスイングDDTをかわすとエルボー、キックでOTTRを狙う。場外へのファルコンアローを狙うもヒロムがカット。ここで内藤は自ら場外に降りるとエプロンのエルガンを抑えつけ、ヒロムがキックで場外に落とし、道連れで両者失格となる。

サムソンクラッチで切り返し劇的勝利

スカルエンドをサムソンクラッチで切り返し劇的勝利を飾った田口 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 ヒロムはリーのマスクを破ると、怒れるリーを場外へホイップ。田口はヒロムとSANADAの2対1となるが、同士討ちを誘いヒロムを場外に落とす。
 田口はさらにヒップアタックでSANADAを落とし勝利かと思われたが、レフェリーが気絶していたため無効。そこにSANADAが田口の持ち込んだビニールバットで尻にフルスイング。悶絶する田口にバックドロップ、TKOもカウント2。スカルエンドで万事休すかと思われたが、サムソンクラッチで切り返し劇的勝利を飾った。

大「田口JAPAN」コールに「トランキーロ!」

大「田口JAPAN」コールに「トランキーロ!」と応え笑いを誘う 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 試合後、マイクを持った田口は「田口JAPAN監督の田口です。今日は選手が頑張ってくれました。最後は69パーセント、ダメかと思ったんですが、ゴール前で待ってたら、ボールが転がってきたんでしっかり決めました。最後まであきらめません。何度でも立ち上がります。6回転んだら9回立ち上がります。“6転9起”が田口JAPANです」と歓喜のヒーローインタビュー。
 さらに大「田口JAPAN」コールに「トランキーロ!」と応え笑いを誘うと、「これから12番目の選手の応援が力になります。これからも田口JAPANの応援よろしくお願いします」と、“新日サポーター”にメッセージ。最後は「ドラゴン・リー、マイケル・エルガン、ナカニーシ、タナハーシ、アンド・タグーチ……ウイ・アー・タグーチ・ジャパーン!」と、どこかで聞いたことのあるマイクで大会を締めた。

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