東京新聞杯はニューイヤーS組から狙え! 前走クラスと年齢の関係に注目

JRA-VANデータラボ

波乱多く馬券の楽しみも大きな一戦

 安田記念やヴィクトリアMと同コースで行われる古馬マイル重賞・東京新聞杯。2月上旬に行われるためこれらG1に直結することはないが、波乱も多く馬券的な楽しみは大きな一戦となる。今年はどんな結果が待っているのか、データから分析したい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年の人気別でもっとも成績が良いのは5番人気【3.1.2.4】で、昨年の優勝馬・スマートレイアーも5番人気だった。その他は1〜2番人気の好走確率がやや高い程度にとどまり、近3年はその1〜2番人気が揃って連対を外した。配当妙味も加味すれば、ひと桁人気下位あたりから入る手もあるだろう。単勝オッズで見ると、10.0〜20.9倍が【5.1.4.24】複勝率29.4%を記録し、単複の回収率も208%、115%。また、11番人気以下でも好走馬は4頭を数え、昨年はマイネルアウラートが11番人気単勝オッズ66.7倍で3着に入るなど、単勝70倍後半まで好走馬が出ている。

 ただ、今年は本稿執筆時(水曜)の想定で、10頭立て程度に収まりそうだ。後の結論では穴馬を中心にピックアップしているが、14〜16頭で争われた過去10年よりは人気サイドに振れる可能性もあることは頭に入れておきたい。

好走馬過去1年のG1、1600万出走経験(12年〜)

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 好走馬に多いのは、過去1年に1600万条件かG1に出走していた馬で、12年以降の3着以内15頭中12頭が該当する。残る3頭は東京芝1600mの重賞で3着以内(1年以上前も含む)の実績を持つ馬だった。逆に言えば、荒れるといっても、過去1年がオープン特別〜G2ばかりだった馬は、東京マイル重賞で好走実績がなければ苦しい。表は過去5年を掲載したが、07〜11年の3着以内馬でも、上記条件を満たせないのは07年3着のイースターのみである。

年齢別成績(牡・セン馬)

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 本年は牝馬の登録がなかったため、牡・セン馬の年齢別成績を見ると、複勝率なら4歳か5歳。そして複勝回収率は5〜6歳が高く、総合的に見れば5歳馬が一歩リードという形になる。7歳馬は好走しても2〜3着止まり、そして8歳以上は苦戦している。

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