体重410キロの少女2頭をピックアップ カリンバ&コマノレジーナに★6つ評価

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 2歳牡馬チャンピオンはサトノアレスに決まり、今週はホープフルSが行われる。そこで牡馬クラシック路線は一通り出揃いそう。一方、牝馬路線では中山でデビュー勝ちの2頭に将来性アリ!

今週もルーラー×ディープ! 流行に敏感な少女 カリンバ

早めに抜け出したカリンバ(左橙帽)がそのままデビュー勝ち(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

12/17(土) 中山5R 2歳新馬 芝1800m
カリンバ 牝 馬体重:410kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:C.ルメール 厩舎:(美) 田中剛
生産: ノーザンファーム
馬主: シルクレーシング
父:ルーラーシップ
母:アフリカンピアノ(ディープインパクト)

スタートからスピードに乗って先頭をうかがう勢いだったが、外枠の分、好位に控える競馬に。3角ほどから徐々に前との差を詰めていき、直線入口では既に先頭。そのまま脚色は衰えることなく後続を完封。ラスト2Fのラップは11秒4−11秒5、急坂でも力強い伸び脚は際立っていた。

馬体診断
410キロと小柄な牝馬だが、パドックで見ると馬体に厚みがあって450〜460キロ近い馬に見える。まだ少し緩さも残してはいるが、脚捌きは非常に滑らかで各部のパーツも整っている。まだ成長の余地を残しており、距離適性については計りかねる部分も多いが、マイル〜2000mが守備範囲だろうか。
 
血統診断
母は未出走だが、全兄に皐月賞2着、マイラーズC1着のワールドエースがいるという血統。伯父ワールドエースの持っていた瞬発力とスピードは本馬にも備わっている。また、先週取り上げたキセキと同じ父ルーラーシップ×母父ディープインパクトという血統構成で、ドゥラメンテなど一流馬を多数出した父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスという組み合わせと近似しており、今後のトレンドになるといっても過言ではなさそう。

馬券の狙い目→瞬発力勝負でも見劣らないが、菜の花賞(中山芝1600m)やフラワーC(中山芝1800m)といった条件の方が相対的に有利。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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