三浦大輔が25年間投げ続けられた理由 立浪和義氏が語る好投手の条件
最終登板で力投する三浦。最後まで真っ向勝負を貫いた 【写真=BBM】
外角が非常に遠く見えた
いい投手の条件は、外の真っすぐの制球力に加え、緩急、横のゆさぶり、タテの変化があることです。三浦投手はスライダー、ツーシーム、そして緩いカーブも抜群です。フォークボールもあったし、まさに好投手のすべての条件を備えていました。球速に関しても確かに140キロ前後で速くはありませんでしたが、打者の手元で伸び、スピードガン以上の威力がありました。
カット系を覚えてレベルアップ
三浦投手が全盛期の1990年代後半から2000年代半ばというのは、彼と川上憲伸(元中日)、上原浩治(当時巨人)の3人がセ・リーグを代表する制球力を誇り、皆、長く活躍しています。三浦投手も43歳まで25年間投げ続け、15年まで23年連続勝利ということですが、それだけ節制し、かつ理にかなったフォームだったということでしょう。14年からは兼任コーチということで選手一本の時代と比べ苦労は多かったと思いますが、これはものすごく勉強になったのではないでしょうか。
これからどうするか正式には発表されていませんが、いつかDeNAのユニホームを着て、指導者として頑張ってもらいたいと思います。
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