実力伯仲、強豪ひしめく“神の階級” UFC王座の歴史【第8回:ウェルター級】

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実力伯仲の強豪がひしめくウェルター級は“神の階級”と呼ぶにふさわしい 【Zuffa LLC】

 米国の総合格闘技イベント「UFC」。最強のファイターたちが集う世界最高峰のリングで、その歴史に名を刻んできた選手を紹介する。第8回は“神の階級”と呼ばれるウェルター級(70.8kg〜77.1kg)戦線で王座を争ってきたファイターたちの戦いを振り返る。(文:稲垣收)

初代王者は後に“チャンピオン・メーカー”に

 UFCで初代ウェルター級王者になったのはクロアチア系アメリカ人のパット・ミレティッチだ。6歳からレスリングを始め、ジュニア・カレッジでもレスリングを続けるが、母が心臓病を患い治療費捻出のため、学校を辞め総合格闘技を始めた。体重無差別で1日3試合も戦うワンデー・トーナメントで何度も優勝し、1998年3月、17勝1敗1分けの戦績をひっさげてUFC初参戦。この「UFC 16」のトーナメントでは、決勝でホイス・グレイシーの弟子クリス・ブレナンを変形肩固めで破って優勝した。そして同年10月「UFC ブラジル」でケン・シャムロックの弟子マイキー・バーネットを破り初代ウェルター級王者となった。
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