【みちのくプロレス】カリスティコが13年ぶりの凱旋勝利 みちのく対決は剣舞がラッセに勝利
「第6回ふく面ワールドリーグ戦」が開幕 【横田修平】
「ふく面ワールドリーグ」は、4年に一度、国内外の覆面レスラーが集結し、最強のマスクマンの座を賭けて戦うトーナメント。今年は東京、新潟、宮城、岩手と4連戦で開催され、19日の岩手・矢巾町民総合体育館で決勝戦が行われる。
メインイベントには初代ミスティコであるカリスティコが登場し、ブラジル代表のサンバ・リオデジャネイロに勝利。約13年ぶりに“故郷”に錦を飾った。
カリスティコとしての優勝を宣言
カリスティコが凱旋勝利を飾った 【横田修平】
13年ぶりの凱旋を果たしたカリスティコは、暗闇の中、電飾のガウンをまとって入場。ハンドスプリングからのバック宙、ハリケーンラナ、ロープに飛び乗ってのアームドラッグなどのムーブで早くも観客を魅了する。だが、サンバもバッククラッカー、足をつかんでの旋回式ボムなどの大技で追い込むと、カリスティコはシットダウン式パワーボム、トラースキック。マスクに手をかけるラフファイトでサンバを挑発してみせ、必殺のラ・ミスティカで完勝した。
「13年間、初めてこまちとしてみちのくにやって来て、この後楽園で試合をした。今回、後楽園のメインで試合ができて感謝している。ミスティコ、シン・カラなど、いろんな名前を経て、カリスティコとしてこのリングに戻って来られてうれしい。このトーナメントで勝利し、カリスティコとして優勝を目指していきたい」と、巣立ってから13年間の成長を証明し、現在の名前をみちのくマットの歴史に刻み付けるべく、トーナメント優勝を宣言した。
元パートナー対決は剣舞に軍配
元パートナー対決は剣舞に軍配 【横田修平】
1年9カ月の海外武者修行から帰国したラッセに対し、その間、みちのくマットを守り続けてきた剣舞は、技と同時に気持ちをぶつけていく。5分過ぎにはフライングエルボーアタックからノータッチトペを繰り出すと、左足を痛めながらもフットスタンプ。「おまえの2年間、そんなもんか!」と叫びながら、脳天にエルボーを連発していく。ラッセもその問いかけにジャーマンスープレックス2連発で反撃。互いにヒザをついてのエルボーを打ち合う。コーナーでの攻防から剣舞が雪崩式フランケンシュタイナー、ニーを突き刺し、ローリングエルボーでトドメをさした。
4年前には共に東北タッグ王座を巻いたパートナー同士。リング上の戦いで現在の気持ちを確かめたことで、試合後は抱き合って健闘をたたえ合った。
約100歳のがばいじいちゃん奮闘も力尽きる
がばいじいちゃん奮闘も勝利ならず 【横田修平】
SUGI、ブランクを感じさせない動きで勝利
SUGIはブランクを感じさせない動きで勝利 【横田修平】
SUGIは闘龍門出身で、みちのくやエルドラドでの活動後はメキシコAAAなどで活躍し、日本のメジャー団体にも参戦。だが、12年7月に起きた大麻がらみの事件をきっかけに、レスラー活動を一旦休止。しかし、今回のトーナメント出場が復帰の第一歩となった。
大歓声に迎えられて入場したSUGIは、さっそくトリッキーな動きで観客を魅了。場外へのノータッチトペ、ラ・ケブラーダなどの空中技を繰り出すと、その場飛びスパニッシュフライ、ロープを走ってのドロップキック、シューティングスタープレスでフィニッシュ。ブランクを感じさせない動きを見せ付けた。
アルゴス、スーパータイガーらが勝ち上がり
リアルジャパンのスーパータイガーらが1回戦を突破した 【横田修平】
リアルジャパンプロレスのスーパータイガーは、イタリアのマクシムスをバックドロップでマットに沈め、順調に勝ち進んだ。
ジャッキー・リン(中国)vs.ウォーキング・ザ・マミー(エジプト)による異色対決は、死霊ならではのおどろおどろしい動きを見せるマミーを、リンがスペル・ラナで封印。
スペル・デルフィン推薦選手である沖縄プロレスのエイサー8は、オーストラリアン・ウルフ(オーストラリア)にRKOで勝利した。
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