【ボクシング】日本人対決に臨む田口「いつも通りで」 統一戦の河野「ラッキーグリーンで勝つ」

スポーツナビ

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチを戦う王者・田口良一(右)と挑戦者・宮崎亮 【スポーツナビ】

 プロボクシングのWBAダブル世界タイトルマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)の調印式と前日計量が30日、東京・後楽園ホールで行われた。

 メインイベントとなるWBA世界ライトフライ級タイトルマッチの王者・田口良一(ワタナベ)と挑戦者・宮崎亮(井岡)、セミファイナルのWBA世界スーパーフライ級王座統一戦の正規王者・河野公平(ワタナベ)と暫定王者ルイス・コンセプション(パナマ)は、4者とも一発で計量をクリア。万全の状態で本番に臨む。

 調印式の際には、コンセプションが使用グローブに物言いをつけ、カラーを白から黒へ変更、対戦相手・河野のグローブを自ら確認するという行為に出たが、特に問題なく終わった。

 記者との質疑応答では、それぞれ「負けるつもりはない。明日は勝つ」(田口)、「必ず勝ち名乗りをあげる」(宮崎)、「(使用グローブは)ラッキー(カラーの)グリーンで勝ちます」(河野)、「私は勝利をするために日本に来た」(コンセプション)と、それぞれが必勝を誓った。

 以下、質疑応答での4選手コメント。

宮崎が挑発も田口は「打ち勝つ自信がある」

王者・田口は「いつも通り、自分のスタイルで」と気負いなし 【スポーツナビ】

――田口選手に。4度目の防衛戦は日本人選手との試合になるが、ほかの防衛戦との違いは?

田口 3年ぶりの日本人対決となります。(ほかの防衛戦との違いは)特にこれといってありません。いつも通り、自分のスタイルで試合ができたらなと思います。

――宮崎選手に。相手側の興行に殴りこんでの挑戦となるが?

宮崎 そういう気負いはなく、東京に出ることは自分のルーティンかなと思います。(いつも通りの試合をやるだけか?)そうですね。ただ、田口チャンピオンもいつも通りやっていたら負けますよ。しっかり気を引き締めてこないと。僕もだいぶ気合いを入れているので。

挑戦者・宮崎は「100パーセント勝つつもり」と自信を見せる 【スポーツナビ】

――田口選手に。宮崎選手の発言を聞いてどうか?

田口 負けるつもりはまったくないです。明日は勝ちます。(どんな戦いをしたいか?)打ち合いになっても、打ち勝つ自信があるので、明日は頑張ります。(今までダウンを奪ってKO勝利などもあるが?)ダウンはタイミングですので。パワーはあるとは自分で思っていないので、タイミングで倒してきました。明日もタイミングが良ければダウンを奪いたいです。

――宮崎選手に。今の田口選手のコメントを聞いてどうか?

宮崎 チャンピオンの言い方は優しいですね。日本人同士の世界戦を盛り上げるためには、もっとチャンピオンにも言って欲しいですけど。まあ僕は100パーセント勝つつもりでこちら(東京)に来ているので、悪い結果でも判定勝ち、良い結果ならKO勝ち、それしか頭にないので。必ず明日は勝ち名乗りをあげるので、みなさん見ていて下さい。

1/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント