カープ優勝が僕にもたらす経済効果を試算 カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』

カネシゲタカシ

24日にマジック20が点灯し、歓喜に湧くカープファン 【写真は共同】

 マジックナンバー「13」。25年ぶりのリーグ優勝が間近に迫る広島東洋カープですが、あるシンクタンクの試算によると、カープ優勝による広島県内の経済効果は約278億円なんだとか。

 確かに優勝のXデーを見越してか、9月のマツダスタジアム周辺のホテルはすでに予約困難だと聞きます。きっともう“お祭り”は始まっているのでしょう。とはいえ「278億円」と言われても、まあなかなかピンと来るものではありませんよね。

 ですが「自分の身に起こりえるカープ優勝の経済効果」ぐらいは試算できるんじゃないかと、ふと思いました。単なる野球好き漫画家・カネシゲタカシにとって、カープ優勝はどれほどの経済効果があるのでしょうか。驚きの結果が出ました。

経済効果その1「トークイベントの増客」

 まずこれは手堅いのですが、僕が定期的にやっている野球トークイベントのお客さんが増えると予想されます。なぜなら、ともにイベントを主催するのが「カープ芸人」として知られるザ・ギースの尾関高文くんだからです。

11月13日(日)は大阪ロフトプラスワンウエストで開催が決定。「プロ野球たのポジウム」というイベントです(宣伝) 【カネシゲタカシ】

 なんせ旬のカープ芸人が出演するわけですから、11月に大阪で開催予定のイベントも「よし、優勝ネタでも聞きに行ってやるか」と関西在住のカープファンが駆けつけてくださるに違いありません。

【経済効果その1:イベントの増客】
チケット代2500円×9名=2万2500円


 ひとまず9名は増えるだろうと踏みました。10名は難しいです。やっぱ関西だし。すこぶる現実的なラインです。

経済効果その2「広島みやげの充実」

 さらなる“マイ経済効果”を探ると、ひとつありました。僕が連載を持っている『週刊アサヒ芸能』の担当Mさんが広島のご出身で、いつも帰省の際に「カープみやげ」を買ってきてくださるんですね。

「カープ」と「カントリーマアム」のコラボ商品。広島東洋マアム? 【カネシゲタカシ】

 このお盆もカープと「カントリーマアム」がコラボした楽しいお菓子をお土産にくださいました。もしカープが優勝したら「こんな記念グッズが出てました」と、またお土産でくださる可能性があります。

【経済効果その2:広島みやげの充実】
1000円


 かつては「カープうまい棒」や「カープふりかけ」もいただきました。あとMさんからではないですが、「カープゴミ袋」なんて代物をいただいたこともあります。優勝したらどんなぶっ飛んだグッズが出るのか、今から楽しみです。

去年いただいた「カープうまい棒」。安定感あふれる「広島・ソース味」 【カネシゲタカシ】

ぱっと見、カープを“燃えるゴミ”とディスってるように見える「カープゴミ袋」 【カネシゲタカシ】

経済効果その3「忘年会費が安くなる可能性」

 毎年誘ってもらっている「カープ忘年会」の会費が安くなるかもしれません。

 これはザ・ギース尾関くんやライターの森田和樹さんらが主催する恒例の忘年会なのですが、カープファンが大勢のところに僕のようなベイスターズファンやスワローズファンがちょろっと参加させてもらってるんですね。

 なんせ25年ぶりの優勝ですから、主催者たちは上機嫌に違いありません。「他球団ファンは半額にしてあげましょう」などと上から目線でオマケしてくれる可能性がなきにしもあらず。

【経済効果その3:忘年会の会費が半額に】
2000円


 もちろん「えらいすんません」とお言葉に甘えます。二次会は普通に払います。よろしくお願いします。

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著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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