目標は金10個、メダルランク10位 リオパラリンピック結団式・壮行会
主将は藤本怜央、旗手は上地結衣
リオパラリンピックに出場する選手たちが結団式と壮行会に出席。主将の藤本(右から2番目)と旗手の上地(右) 【スポーツナビ】
今回、日本選手団は選手127人、競技パートナー15人、役員・スタッフなど83人の合計225人で、全22競技中17競技に出場する予定。会場には馳浩文部科学大臣や遠藤利明東京五輪・パラリンピック大臣が祝辞を述べ、安倍晋三内閣総理大臣もビデオメッセージで激励した。
今大会の団長を務める大槻洋也JPC強化委員長は、「今回の目標は金メダル10個、メダルランキング10位」と明言。「それ以上の成績を出さなければ、4年後の東京でもっと良い成績を残せない」と、4年後の東京大会を見据えた目標であることを明かした。
なお、今大会の主将は車いすバスケットボールの藤本怜央(SUS)が、旗手には車いすテニス女子の上地結衣(エイベックス)がそれぞれ選ばれた。
大槻洋也団長
リオの目標を「金メダル10個、メダルランキング10位」と語った大槻団長 【スポーツナビ】
私自身、今回で6回目のパラリンピックになりますが、パラスポーツの世界が変わってきました。メディアの皆さんの数も増えていますし、それは選手やスタッフにも伝わっていると思います。2020年でパラリンピックの競技会場が満員になるためには、リオで選手たちがどれだけ素晴らしいパフォーマンスを見せるかが鍵になります。もちろん結果もそうですけれど、(パラスポーツが)楽しい、素晴らしいというものを選手たちが表現してくれることを願っています。
当然ですが、「金メダル10個、メダルランキング10位」という目標を達成しなければ、次の東京ではこれ以上の成績を残すことはできないと感じています。現地に行って、完璧な調整をして試合に臨みたいと思います。
藤本怜央(車いすバスケットボール/SUS)
自身4回目のパラリンピックで主将を務める車いすバスケットボールの藤本怜央 【スポーツナビ】
自身、4度目のパラリンピック出場になるのですが、今回は車いすバスケットボールチームの主将、そして日本選手団の主将という非常に大きな役割を任されたことを非常に光栄に思っています。
リオパラリンピックはこれまでのパラリンピックとは違う感覚があります。今大会の成績で、東京大会に向けて日本が世界の中でどんなポジションにいるのか明確になる。私の競技では6位以内という目標を掲げており、過去最高の成績を残すための挑戦をチーム一丸になってやっていきたいです。この結果が必ず4年後に結びつくと各選手が胸に刻んでプレーできればと思っています。ここをスタートに、残り1カ月、悔いのないようしっかりと調整したいと思います。