イチメーターが寄付募って追跡するも… イチロー三振で3000安打に近づけず
「イチメーター」でお馴染みのエイミー・フランツさんは寄付を募って駆けつける 【丹羽政善】
お母さんが言う。
「この子がこの夏、イギリスへ行くことになったの。現地の子供たちと意見交換するメンバーに選ばれて」
目的に関しては微妙に違うかもしれないが、確かそんな理由だった。
お母さんは続けていった。
「帰って来たら、イギリスで体験したことを発表する会をするので、寄付をお願いできますか?」
その時、知らない子でもないので、多いのか少ないのかも分からないまま20ドル(約2100円)を寄付した。
こういう形の寄付というのは、アメリカでは昔からあるという。
エイミーさん「何度も迷った」
オールスターゲーム明けのカージナルス戦から球場に姿を見せたが、「3000安打を見届けるには、ちょっと早かったけどまさか見逃すわけにはいかないから」と笑顔で話した。
ただ、打つまで追いかけるという決断は、容易ではなかったそう。
「どうしよう、行こうか、やっぱりやめようか……。何度も迷った」
金銭的な理由が大きかった。
「(ペットショップの)仕事がなくなってしまったし、すべてを夫に頼らなければならなかったから」
そもそも、いくらかかるのか、見当もつかない。
「残り5本で行ったとしても、イチローの場合、毎日スタメン出場するわけではないから。3試合ぐらいで打つかもしれないし、10試合ぐらいかかるかもしれないし……」
そんな時、友人が「試してみたら」と紹介してくれたのが「GoFoundMe」だった。