大外ブチ抜きステイゴールド産駒に★6つ ポッチャリ解消で変身アカカにも高評価!
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
大外一気の豪快な末脚 トリコロールブルー
目の覚めるような末脚で快勝したトリコロールブルー(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
トリコロールブルー 牡 馬体重:478kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:福永 厩舎:(栗) 友道
生産: ノーザンファーム
馬主: シルクレーシング
父:ステイゴールド
母:ペンカナプリンセス(Pivotal)
中京の芝は直線で各馬が内を空けて走る状況だが、決して時計が遅いわけでもなく、1000万の芝2000mではレコードが出るという馬場。向正面の下り坂で各馬が動いたが、動じることなく一旦は最後方へ。4コーナーでかなりの大外へと持ち出されると、鮮やかに突き抜けて快勝。この時期の2歳馬が芝2000m戦でこれだけ走れれば優秀だろう。
馬体診断
馬体重の割りに線が細く見え、まだ成長途上な面は否めない。ただ、全体のシルエットのバランスが良いし、脚捌きにも素軽さがあって如何にも芝向き。脚元の柔軟性も十分で、優れた瞬発力もうかがわせる。まだ前肢の出が少し窮屈な感はあるが、走法から道悪も得意そうだ。
血統診断
兄ダノンジェラートはセントライト記念3着、ワールドインパクトは青葉賞2着。母も英GIIIを勝ち、アイルランドの1000ギニーで2着の実績がある。母の父Pivotalは生涯戦績6戦4勝でGI勝ちはナンソープS(芝1000m)だけだが、種牡馬としては大成功。スプリンターやマイラーだけでなく、英愛オークス馬も出すなど、産駒の守備範囲は広め。本馬も兄達同様、芝の中距離戦線が主戦場。ただ、体質の弱さも含んでいる血統なのは気掛かりか。
馬券の狙い目→札幌2歳Sでも面白そうだが、トライアル血統でもあり、2000m〜2400m級のOP・重賞で要チェック。