２１日（現地時間）のマーリンズvs.ナショナルズの試合前、室内打撃ケージで練習していたクリスチャン・イエリッチが最後のスイングで背中に張りを感じたことから、イチローが急きょ、スタメン出場すると、４打数４安打１四球と全打席出塁の活躍を見せた。
　これには試合後、ドン・マッティングリー監督が、「イチローはいつも、出番を早めに知りたがるが、これからはギリギリまで伝えないようにしたほうがいいかもしれない。試合の日に彼をびっくりさせる」と話し、笑いを誘っている。
　
　チームにとってはなにより連敗を「３」で止めたことも大きかった。その日はさぞかし、スモークマシーンが景気よく煙をはいていたのではないか。

　ホームでマーリンズが勝つと、試合後のクラブハウスは真っ白になる。舞台演出などで使うスモークマシーンが、盛り上げに一役買うわけだ。

　鼻につんとくるような匂いがあって、入り口近くにロッカーがあるイエリッチなどは、いつもＴシャツの首元を上げて鼻を覆い隠している。「この煙の成分は何？」と聞くと「知らないよ」。少し苦笑して続ける。「健康被害があるとは思えないけど、好きな匂いじゃない」。

　スモークマシーンは次の夜もフル稼働。そのまた次の日も勢いよく白い煙をはいていた。