松山英樹、V争い浮上のきっかけは? データで見るマスターズ2日目

ALBA.Net

難コンディションのなか5位タイ浮上

マスターズ2日目も強風が吹きつけたオーガスタ。松山英樹は5位タイで決勝ラウンドを迎える 【写真:ALBA.Net】

 米国ジョージア州にあるオーガスタナショナルGCで開催中の、海外男子ゴルフのメジャー大会「マスターズ」。初日13位タイスタートの松山英樹は、2日目を強風と硬いグリーンの中5バーディ・5ボギーの72で回り、トータル1アンダーをキープ。首位と3打差の5位タイに浮上して決勝ラウンドを迎えることとなった。

序盤不調も「7番くらいから良くなった」

 この日は1番でボギーが先行すると、5番、6番と連続ボギーを叩いて一時は3オーバーまでスコアを落とした。しかし、そこからは5つのバーディを奪うカムバック。松山英樹は「7番くらいから良くなった」とショットの復調を語ったが、スタッツもその言葉を裏付けている。

 この日の松山は、前日57.1%と62位タイに落ち込んだフェアウェイキープ率が85.71%で、全体6位タイの好スタッツを残した。フェアウェイキープ率は4つのパー3を除いた14ホールで計算されるが、この日外した2ホールは1番、5番と序盤に集中。3番もあと1ヤード左ならバンカーというギリギリのショットだったことを考えると、出だしが悪かったことは明らかだ。

■7番ホール 450ヤード パー4

160ヤードからのセカンドは、縦の狭く硬いグリーンと強いフォローを物ともせず、ピンそば2.5メートルへ 【写真:ALBA.Net】

 復調のきっかけとなった7番ホールはセカンドからグリーンへ打ち上げていくパー4で、やや高台にあるために風が抜けていく難ホール。奥行きのないグリーンもセカンドショットの落としどころを限定する。松山はここでフェアウェイ右サイドにティーショットを運ぶと、残り約160ヤードから強烈なフォローの中ピンポイントショットでピンそば2.5メートルのチャンスを作り、巻き返しをスタートさせた。

 3オーバーから5バーディ。トッププロの微妙な感覚は、一つのきっかけで良い方にも悪い方にも変わることを見せつけた18ホールだった。

松山英樹のスタッツ(2日目)

パーオン率 10/18 55.56% 46位
フェアウェイキープ率 12/14 85.71% 6位
ドライビングディスタンス 269.1ヤード 61位
パット数 29 平均1.61 16位
サンドセーブ率 0/1 0% 37位

■各ホールのフェアウェイキープとパーオン(GIR)スタッツ

OUT
1番(パー4):FW×GIR×
2番(パー5):FW○GIR○
3番(パー4):FW○GIR○
4番(パー3):GIR×
5番(パー4):FW×GIR×
6番(パー3):GIR×
7番(パー4):FW○GIR○
8番(パー5):FW○GIR○
9番(パー4):FW○GIR○
IN
10番(パー4):FW○GIR○
11番(パー4):FW○GIR×
12番(パー3):GIR○
13番(パー5):FW○GIR○
14番(パー4):FW○GIR○
15番(パー5):FW○GIR×
16番(パー3):GIR×
17番(パー4):FW○GIR○
18番(パー4):FW○GIR×
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