日本女子、ヤマ場の北朝鮮戦に挑む 世界卓球2016 戦力データ分析(2日目)
大会初日、日本の1番手としてマテロバ(チェコ)に勝利した福原愛 【写真は共同】
北朝鮮はダークホース集団
この試合がグループリーグ最大のヤマ場。北朝鮮は国際大会への出場が少ないため、各選手とも世界ランク自体は低いが、数字以上の実力を秘めた「ダークホース集団」である。リ・ミョンスン、キム・ソンイというカットマンの2枚看板に、パワフルなドライブを放つサウスポーのリ・ミギョンと、戦型もバリエーションに富んでおり、日本にとってはクセ者ぞろいだ。カット対策の成果と、村上恭和監督のオーダー戦略が勝負のカギを握るだろう。打倒・中国に向け、最初の難関となる北朝鮮との一戦、日本は総力戦で乗り越えたい。
■戦力データ分析
日本vs.北朝鮮
★★★★☆ 選手層 ★★★★☆
★★★★★ 戦型の幅 ★★★★☆
★★★★☆ 経験 ★★★☆☆
★★★★☆ 安定感 ★★★☆☆
★★★☆☆ 爆発力 ★★★★☆
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男子は前半戦のカギ、シンガポール戦
団体戦での対戦は2012年世界選手権・ドルトムント大会の準々決勝以来。この時は日本が3−1で勝利し、表彰台を決めた。世界ランクこそ30位と低いものの、テクニックのある選手がそろっており、侮れないシンガポール。エースは昨年の世界選手権シングルスベスト16のガオ・ニンで、昨年末のフランスリーグでは丹羽孝希に勝利するなど、堅実なプレーで存在感を放つ。日本としては、ガオ・ニンに分がいい水谷隼が確実にポイントを奪って、2、3番手の負担を軽くしたい。グループリーグ前半のヤマ場とも言えるシンガポール戦を乗り越え、後半戦に弾みをつけられるか。
■戦力データ分析
日本vs.シンガポール
★★★★☆ 選手層 ★★★☆☆
★★★☆☆ 戦型の幅 ★★☆☆☆
★★★★☆ 経験 ★★★★☆
★★★★★ 安定感 ★★★☆☆
★★★☆☆ 爆発力 ★★☆☆☆
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ポーランドにリベンジなるか
ポーランドの中心は中国からの帰化選手、ワン・ツォンイ。世界でも珍しいペン表ソフト速攻型で巧みな技を操るが、水谷隼、丹羽孝希はともにワン・ツォンイに相性が良い。ベテランのゴラク、U−21世代で活躍を見せているディヤスらも、オーソドックスな両ハンドドライブ型の選手で、日本選手にとっては対応しやすい相手と言えるだろう。10年世界選手権・ドルトムント大会では水谷隼の温存が裏目に出て敗戦を喫した相手だが、決勝トーナメントでの戦いを見据えて、「勝って兜の緒を締める」といきたいところだ。
■戦力データ分析
日本vs.ポーランド
★★★★☆ 選手層 ★★★☆☆
★★★☆☆ 戦型の幅 ★★★☆☆
★★★★☆ 経験 ★★★☆☆
★★★★★ 安定感 ★★☆☆☆
★★★☆☆ 爆発力 ★★★☆☆
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