新春恒例１月４日の新日本プロレス東京ドーム大会「ＷＲＥＳＴＬＥ　ＫＩＮＧＤＯＭ　ｉｎ　ＴＯＫＹＯ　ＤＯＭＥ」に関する記者会見が１０日、都内・新日本プロレス事務所で行われ、全対戦カードが発表された。

　９日まで行われていた「ワールド・タッグ・リーグ２０１５」で優勝した真壁刀義＆本間朋晃組は正式にＩＷＧＰヘビー級タッグ王座に挑戦が決定。チャンピオンのカール・アンダーソン＆ドク・ギャローズ組と対戦する。
　またＮＥＶＥＲ無差別級選手権試合では王者・石井智宏に、このシリーズで石井から２度のフォールを奪っている柴田勝頼が挑戦。スペシャルシングルマッチとして、後藤洋央紀と内藤哲也の一戦も決まった。

　この日の会見では、司会進行を清野茂樹アナウンサーが担当。全対戦カードを読み上げると、対戦カードが組まれていない邪道が会見場に呼びこまれた。

　何も話を聞いていないという邪道は、東京ドーム大会に「まあ年に１回のビッグイベントなので、出たいちゃ出たいですけど……」と不服そうな表情を見せる。それに対し清野アナが邪道が第１試合前に組まれる「ニュージャパンランボー」（１分時間差バトルロイヤル）への参加が予定されていると発表すると、さらに机の上に置かれたモニターの映像を見てほしいと伝える。

　モニターの画面が映し出されると、邪道が応援している大人気アイドルグループ“週末ヒロイン”ももいろクローバーＺの姿が映し出され、食い入るように覗き込む。

　映像ではメンバー５人による邪道へのコメント（寸劇？）が送られるが、途中から邪道がももクロの“緑推し”（有安杏果さんの熱烈ファン）ということに嫉妬したリーダーの百田夏菜子さん（赤担当）が「よし、分かった！　有安、お前当日、東京ドームに行け！　１月４日、東京ドームに行って、邪道を応援してこい」という話になると、嫌がる有安さんを強引に“参戦”へと導いた。

　有安さんは「邪道さん、来年１月４日、東京ドーム、ニュージャパンランポー（軽くコメントを噛む）に行きますので、絶対優勝できるように、頑張りましょう！　なんなら私も衣装を準備して、試合をする覚悟で行きます」と最終的には“小さな巨人”としてのやる気を見せた。

　映像を見終えた邪道は、「杏果にプロレスはやらせられないでしょ？　（どこまで試合をやるか注目だが）どこまでやるか？　雰囲気だよ、雰囲気」と、うれしい反面、有安さんをいたわるコメントを残す。

　今回の経緯として、１１月に邪道がももクロのマネージャーであった川上アキラさんのラジオ番組に出演した際に、東京ドームの来場を打診していたが、それを受ける形で密かに計画が進んでおり、今回の発表となった。最初は「これ、ドッキリじゃないの？」と疑った邪道だったが、真実だと知ると、「１月４日は、有安杏果と東京ドームのど真ん中を歩きますよ」と固く優勝を誓った。

（次ページより、ももいろクローバーＺによる映像の全コメント）