高性能なスイングトレーナーで自己分析 効果的な練習でスコアアップ![PR]

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【スポーツナビ】

 季節はいつの間にか冬本番。寒空の中でのラウンドを敬遠するゴルファーもチラホラいるのでは? そんな時こそ、地道にゴルフの“基礎力”を高め、次のラウンドへ準備を仕上げていくのはどうだろうか。今回は練習場で活躍するゴルフ最新機器を紹介する。

「自分の番手ごとの飛距離」を知ることが大事

練習場で最新機器を使ってみた 【スポーツナビ】

 ゴルフをプレーする中で、「今日は思いっきり飛ばすぞ!」とか「ピンにビシッと寄せるぞ!」と気負ってしまい、思い通りの球が出なくて、予想外にボールが飛んでいってしまったり、逆にショートしてしまうことはよくある話。気負わず、いつも通りのプレーができれば、ミスが減ってスコアは良くなっていくものだ。
 では、そんな精神的安定を手に入れるには何が必要か? それを問われるなら、「自分の番手ごとの飛距離が分かる」ことが大事なのではないだろうか。

 飛距離を知るために役に立つのが、ユピテル社が発売しているスイングトレーナー「GST−5 Arc」と「GST−6 W」。本体をボールの後方約1メートルに機器を置くだけで、あとは実際にショットをすると、ヘッドスピード、ボールスピード、推定飛距離、ミート率(※)が表示され、非常に簡単に測定できる。また、簡単な操作でクラブ選択ができ、さらに履歴記録機能が搭載されているので、ショットデータを後から見直すこともできるのだ。

※ミート率はボールスピード÷ヘッドスピードで算出。1.56が最高値(ボールの最大反発係数)といわれる

10ヤードの誤差をデータで把握

ドライバーのスイング軌道を測定 【スポーツナビ】

 両方の機器を持ち、早速練習場へ。まず「GST−6 W」を試してみた。

 スポナビDoのゴルフ関連の記事にちょこちょこ出ている私(自称“スポナビのゴルフ部長”。結構ドルヲタです!)ですが、最近は「100ヤード未満の距離が打てない」という悩みに直面。せっかくドライバーでナイスショットをしても、残り100ヤード前後になると、どのクラブを持とうかで迷い、結局パーオンを逃すという連続で、調子が良くてもベストスコアが出せないというもどかしい状態。

 その理由というのが、フルショットとハーフショットでどれぐらい差があるのかを漠然としか把握しておらず、大体予想より10〜20ヤード短くてショートしてしまうというパターンだったり、逆に力が入りすぎてハーフトップになってしまい、グリーン奥までひとっ飛びと、自分の飛距離に迷いがあってミスショットが出てしまっていた。

 そこで改めてスイングトレーナーで飛距離を測り、ミート率を参考にしながら、しっかり打てた球の平均で計算してみると、

・ピッチングウェッジ(ロフト角46°)=フルショット130ヤード、ハーフショット105ヤード
・サンドウェッジ(ロフト角56°)=フルショット85ヤード、ハーフショット55ヤード
という感じだった。

 自分の想定ではPWは120ヤードぐらい、SWは100ヤードぐらいと思っていたので、改めて10ヤードほど誤差があることに気付いた。またフルショットとハーフショットで20ヤードほどしか変わらないので、それを頭に入れておけば、力の入りすぎ、もしくは力の抜き過ぎによる“シャンク”も減るのではと、目から鱗だった。

ドライバーの“悪い癖”が一目瞭然

構えた後方1メートルに置くだけでスイングスピードなどが分かる 【スポーツナビ】

次に「GST−5 Arc」。こちらは「GST−6 W」と同じ機能を持ちながら、さらに自分のスイング軌道&フェース軌跡を表示できるという機能も備わっている。
 この機能を使って、今回は自分のドライバーショットを分析。まずスイング軌道を調べるには、ドライバーのグリップの下2センチ当たりのところに付属のセンサー機器を装着。あとはボールの後方1メートルあたりに機器を置いて、実際にボールを打つだけという簡単操作。センサーの反応を確認してから、実際にボールを打つと、3Dアニメーションが画面上に表示され、スイング軌道が分かる。また画面は4方向(正面やや上、後方、上面、正面)に切り替えられるので、フェード軌道のスイングになっているか、ドロー軌道のスイングになっているかも確認できる。

 さて、もともと「飛距離にはそれなりに自信があるんだけど、曲がっちゃうんだよな……」とドライバーの悩みを抱えていたので、改めてフェース軌跡を確認。そうすると、右にプッシュする形で当たっていたことが分かり、さらにトップからの切り返しのところでクラブがかなり前に出ている(=体が突っ込んでいる)ことが一目瞭然。つまるところ、フェースが開きっぱなしの状態で、右に押し出しているので、右にボールが飛び出し、右に曲がるという、何ともひどいショットの様子が見て取れた。

 実は「そうなんだろうな」というのは分かっていたので、最近はいろいろ試行錯誤して矯正していたのだが、それでもちょっと気を抜くとこの悪い癖が出てしまっているようだった。
 このほかにも、バックスイング時間、ダウンスイング時間、インパクト時のフェース角、インパクト時のロフト角もデータとして表示されるので、自分の動きを細かく分析することができるだろう。

パターの練習でも利用可能

スイング軌道が分かる 【スポーツナビ】

「GST−5 Arc」に関しては、フルカラー液晶で、最大500件のショットデータと、30件のスイング軌道を記録可能。また、ウェッジのロフト角も最大60°まで自分で設定することができる。さらに両機器ともパターのボールスピードと飛距離を測ることができるので、家の中でパターマットを引いて練習する際にも利用可能だ。

 また「GST−6 W」はヘッドスピードの下限が10m/秒、ボールスピードが15m/秒に設定されているため、アプローチの練習にも対応している。

 一緒にラウンドしてくれる仲間がなかなか集まらない寒い冬の間に、今回紹介した機器を利用して自分のゴルフを分析しておき、春のシーズンが始まってから一皮むけた姿をゴルフ仲間に披露するのは、いかがだろうか?

パターの計測もできる 【スポーツナビ】

(取材・文:尾柴広紀/スポーツナビ)
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