【リアルジャパン】諏訪魔が初参戦 S・タイガーと初遭遇 「ガッチリプロレスをやりたい」
12.9後楽園ホール大会で初遭遇となる諏訪魔(左)とスーパー・タイガー 【リアルジャパンプロレス】
S・タイガーが自ら諏訪魔戦を希望
レジェンド王座陥落からの再起戦に臨むS・タイガー 【リアルジャパンプロレス】
再び高みを目指すべく迎える再起戦。S・タイガーはこれまでずっとアピールしてきた外部との戦いに一歩踏み出すことを決意した。自ら全日本の諏訪魔との対戦をリアルジャパンに求め、初代タイガーマスクも了承。諏訪魔サイドもオファーを快諾し、S・タイガーがアレクサンダー大塚と、諏訪魔が佐藤光留とそれぞれタッグを組んで対戦することになった。S・タイガー&大塚と諏訪魔は今回が初対決となる。
会見に出席したS・タイガーは「9月に船木選手との戦いで持っていたベルトを落とし、逆にベルトという枠が取れたことによって、より一層自分自身が大きくならなければいけないと。初代タイガーマスクが休んでいる間にベルトを取られた責任もありますが、ここにおいていかに自分自身がまた変わるか。そういった部分で、誰と戦っていくのか。安全な選手とぬくぬくと育っていく気はさらさらないので」と外部との対戦に踏み出した理由を告白。あえて自分を厳しい立場にさらすことで、自らに変革を促すつもりだ。
そこで思い浮かんだ意中の相手が全日本の諏訪魔だった。「諏訪魔選手はレスリングのしっかりとした(輝かしい)実績があり、馬場さんから伝わる全日本の王道というものを継ぐ正統な直系の選手であって、本物の中の本物。僕自身の盟友・佐藤光留選手だったり、青木(篤志)選手が大将と崇めている」とその実力を高く評価すると、「そういった絶対的な選手に僕自身が挑戦する気持ちがなければ、この先もこのマスクを被る意味も無いですし、リアルジャパンで戦っていく資格もなくなってくると思います」と悲壮なほどの決意を話した。「その中に僕自身は茶番を入れるつもりもさらさらないので。格闘技を超えた先にあるものがプロフェッショナルレスリング。そういったものを含めて、諏訪魔選手にぶつけたいと思っています」と熱く語った。
諏訪魔も“再起戦”に向け臨戦態勢
諏訪魔も天龍引退興行での“批判”から、それを取り戻すべく“再起”を誓う 【リアルジャパンプロレス】
諏訪魔は11月15日に行われた天龍源一郎引退興行で、因縁の藤田和之とタッグで初対決。しかし、試合は噛み合わず、一部からは批判の声も上がった。もともと他団体に出場する機会も少ないだけに、ある意味で、リアルジャパン参戦は“対他団体の再起戦”となる。
諏訪魔は「スーパー・タイガー選手がベルトを落として、その後の一発目だと。そういう再起みたいなイメージで発言してたんですけど、俺自身もこの間、天龍さんの引退興行で、ある意味でやらかしているわけでね」と自ら藤田との一戦に触れ、「俺自身の中で、天龍さんに対して、引退に花を添えるということができなかったというのがすごい悔いがあるんですよね。でまあ、これからもいろんな話題をドンドン提供していきたいし。その一発目が俺にとってはリアルジャパンのS・タイガー選手との戦いなのかなと思っているんでね。俺にとってはすごい大事な試合ですよ」と強調した。