長友佑都「サイドでいかに勝負できるか」 W杯予選シンガポール戦前日 選手コメント

スポーツナビ
 サッカー日本代表は12日、シンガポール・ナショナルスタジアムでワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼アジアカップUAE2019予選のシンガポール代表戦に臨む。試合を翌日に控えた11日、選手たちは会場でトレーニングを行った。

 W杯アジア2次予選の初戦でシンガポールと対戦した日本は、ホームで主導権を握り多くのチャンスを迎えながらも、引いて守る相手に得点を奪うことができず痛恨のスコアレスドローに終わった。長友佑都は「サイドでいかに勝負できるかが大事」と語ると、山口蛍も「裏だけでなく幅も必要」と引いた相手への攻略法を口にした。

 また、岡崎慎司は「質の高い選手と一緒に高いレベルで勝負したい」とコメント。武藤嘉紀や金崎夢生の名を挙げ、チームのライバルと競い合いながら「自分も満足できるようなプレーを求めていきたい」と語った。

岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)

岡崎(中央)は「点を取るのが自分の仕事」とゴールへの意欲を見せた 【スポーツナビ】

「点を取るのが自分の仕事」

(ワントップへのこだわりは)今、チームでやっているときのポジションは違うし、点を取るのが自分の仕事であり、いるべき場所だとは思う。チームでも代表でも考えていることは、勝利に貢献することが大事で、そのために自分が使われるのであれば全力でやるし。

 W杯が終わってから考えすぎた部分もあったけど、今は出たら自分の持てるものを全部出す、その中でテーマとしてはゴールというものが求められているし、自分の中でもどこでゴールを決めるのかがテーマになっているので、そこがまだまだプレミアリーグでは課題。代表でも、ここ最近は満足にできていない部分はあるので、いつも課題をもってやっているし、今回もいい選手がたくさん呼ばれているので、そういう選手たちと争いながら、自分も満足できるようなプレーを求めていきたい。

 そういう意味では、誰ひとりとして確定している選手はいないし、自分はワントップでやっていても毎回満足できるプレーができていたわけではない。点は取れていても、ひとつとして満足したことがない。そこをもっと高い位置で競争するという意味では、武藤だったり(金崎)夢生だったり、質の高い選手と一緒に高いレベルで勝負したいと思います。

(明日の試合の鍵となるのは)ゴールだと思います。早い時間帯のゴールだし、大事な時間帯でのゴールだと思う。そこが前はなかったので、そこをチームとして求めたいです。
(武藤について)それほど一緒にやっていないけど、テレビで見ている限りは自信をもってやっている感じだし、そういう時の選手は試合に出れば出るほど、さらに自信をもって上に行けると思う。今が大事な時期だと思うし、自分もモチベーションをもってやりたい。

長友佑都(インテル/イタリア)

中を固めた相手に対し、「サイドでいかに勝負できるかが大事」と語った長友(左から2番目) 【スポーツナビ】

「サイドでいかに勝負できるかが大事」

(攻撃面でのサイドでの自分の役割は)タイミングよく上がっていく場面をどんどん増やしていくこと。サイドバックが幅を出すことで、中にスペースができてくると思うので、サイドは重要だと思う。日本でやった(シンガポールとの)試合も、相手が中を固めてきて難しかったので、サイドでいかに勝負できるかが大事だと思う。

(チームでも試合に出られるようになったが)でも、モチベーションは変わらないですよ。コンディションは試合よりも練習のほうが追い込んでいって厳しかったくらいだから、ぜんぜん問題ないです。ただ、(インテルでは)まだ3試合しか出ていないので。次がダメだったらまた出番がなくなる。サイドバックも7人くらいいるので、危機感をもってやっていかないと。

清武弘嗣(ハノーファー96/ドイツ)

「なるべくたくさんボールには触りたい」

 クラブはクラブの、代表には代表の戦い方がある。(同じトップ下でも)守備は求められるし、1対1の場面や球際もそうだし。攻撃面ではハノーファーのような感じでやれれば。(スタメンのチャンスがあれば)どうですかね。(相手の)中は固いので、一回外に広げて幅を出して崩せればいいかなと思います。

 僕も(香川)真司くんもそうだと思うけど、ボールに自分が触らないとリズムがつかみにくいので、なるべくたくさんボールには触りたいと毎試合思っている。そこでリズムが作れないと、なかなかうまくゲームに入っていけないし。

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