大塚20周年興行にかつての仲間が大集合 ジャイアントスイングで自ら節目を祝福
大塚の20年間の歴史を凝縮した多彩なメンバーが多数参戦した 【横田修平】
大塚はアマチュアレスリング経験後、プロフェッショナルレスリング藤原組に入門し、95年8月にデビュー。翌年に格闘探偵団バトラーツの旗揚げメンバーとなり、総合格闘技に挑戦した98年の「PRIDE.4」では、強敵マルコ・ファスから歴史的勝利を挙げた。
その後も様々なプロレス団体に参戦。05年10月にはみちのくプロレスにて、ふんどし姿の男盛として参戦することで、新たな道を開き、戦いの幅を広げてきた。
今大会では、そんな大塚の20年間の歴史を凝縮した、実に多彩なメンバーが多数参戦。大塚は2試合に出場した。
17年ぶりに「ラヴ・ウォリアーズ」結成
船木にジャイアントスイング20回転で節目を豪快に祝福 【横田修平】
ヨネとおそろいのラヴ・ウォリアーズのジャンパーで登場した大塚は、気合いを見せ付けるかのように、いきなり船木にぶっこぬきジャーマンスープレックスを敢行。杉浦にはエルボー合戦から頭突きをぶち込む。さらに10分過ぎには、ヨネのクォーラルボンバーによるアシストを受けて、何と船木にジャイアントスイング20回転。自らの節目を豪快に祝福してみせた。だが、船木も必殺技のハイブリッドブラスターで反撃。大塚は意地の2カウントでキックアウトしてみせるも、裸絞めに力尽きた。
アレクは涙「長く続ける素晴らしさ」
中島が男盛の尻へ誤爆。その後は味方ながら、攻撃されてしまった 【横田修平】
主役でありながら、2試合とも敗者となってしまった大塚だが、試合後は自身が格闘家を目指すきっかけとなった「1、2の三四郎」の作者である漫画家の小林まことさん、大のプロレスファンでディズニーマニアとしても親交があるタレントの山田邦子さん、憧れの存在であった初代タイガーマスク、そして、今回、試合に参戦したり、協力してくれた大勢の仲間たち、そして詰めかけた多数のファンに感謝をしつつ、「レジェンドと呼ばれるレスラーたちに、長く続ける素晴らしさを教えてもらった。前へ進めば道ができる」と今後も自分の道を切り開き、突き進んでいくと語った。
臼田勝美が引退「素晴らしい青春の1ページ」
臼田勝美は藤原組の同期である田中稔と引退試合を行った 【横田修平】
試合後、かつての藤原組、バトラーツの仲間たちに囲まれ、10カウントゴング、胴上げをされた臼田は、「何とか泣かずにリングを降りられた。最高ですね。稔とは節目、節目で戦ってきて、最後の相手を務めてもらったのも巡り合わせ」と感無量。「プロレスとは自分が生きている証。素晴らしい青春の1ページ。今後は自分が恥じないように生きていきたい」と、新たな人生のスタートへ胸を張った。
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