武豊エイシンヒカリの逃げが盾を狙う! 天皇賞秋出走馬一覧(想定騎手・オッズ)

競馬専門紙「優馬」

武豊を背にエイシンヒカリがGI初制覇を狙う 【撮影:日刊ゲンダイ】

 目指すはサイレンススズカ超え、エリート街道を突き進むエイシンヒカリ。対するは着実に実力を磨いてきたラブリーデイ。この2頭が秋の府中で初対決!

エイシンヒカリ対ラブリーデイ。連勝を伸ばすのはどっち?

 エイシンヒカリとサイレンススズカ。どちらも鞍上に武豊を据え、中距離戦を主戦場とする快速の逃げ馬。厳密にはそのレースぶりや一連の戦績は異なるものの、姿を重ねるファンも多いはず。前哨戦の毎日王冠も悠々と逃げ切って通算9戦8勝。サイレンススズカが到達し得なかった天皇賞のゴール板を先頭で駆け抜けることが出来るのか、期待と不安で胸は高まる。

 しかし、ライバル達も甘くはない。エイシンヒカリと同じく3連勝中のラブリーデイだ。3歳時は皐月・ダービー共にブービー人気という存在だったが、5歳になって本格化。今年は宝塚記念を含む重賞5勝をマークしている。まずは秋古馬三冠の初戦をモノにして次世代の主役の座を確かなものにしたい。

 昨年の秋華賞馬ショウナンパンドラはエリザベス女王杯ではなく天皇賞を選択。宝塚記念で3着、前走のオールカマーでは1着と、一線級の牡馬相手でも通用することは証明済みである。

 3歳馬からは世代屈指の実力馬サトノクラウンが参戦。ダービー3着以来の実戦だが、キッチリと仕上げてくる堀厩舎だけに、同厩のライバル・ドゥラメンテ不在の穴をカバーすることも十分に可能だろう。

 エイシンヒカリには2度とも敗れているディサイファだが、力を付けてきているのもまた確か。一度使われてガラリ一変が期待できる昨年の覇者スピルバーグや、皐月賞馬イスラボニータ&ダービー馬ワンアンドオンリーの4歳勢も侮れない存在になりそうだ。

第152回GI天皇賞・秋

2015年11月1日(日)15時40分発走予定
東京競馬場 芝2000m 1着賞金:1億3200万円

■エイシンヒカリ 武豊 4.0(1)
〔8.0.0.1〕牡4 (栗)坂口正則
サイレンススズカを想起させる快速馬。武豊を背にどんな逃走劇を見せるか注目。

■ラブリーデイ 浜中 4.1(2)
〔8.3.1.12〕牡5 (栗)池江泰寿
今年に入って覚醒し、GI宝塚記念など重賞を5勝。前走の京都大賞典も完勝だった。

■ショウナンパンドラ 池添 8.0(3)
〔4.4.1.5〕牝4 (栗)高野友和
昨年の秋華賞馬。前走のオールカマーでヌーヴォレコルト以下に快勝し盾に参戦。

■サトノクラウン ルメール 9.4(4)
〔3.0.1.1〕牡3 (美)堀宣行
3歳世代の中でもトップクラスの実力馬。5/31ダービー3着以来のレースとなる。

■イスラボニータ 蛯名 9.8(5)
〔6.2.2.2〕牡4 (美)栗田博憲
昨年は皐月賞を優勝し、天皇賞(秋)では3着。7ヶ月ぶりだった前走を叩かれ上昇。

■アンビシャス Mデムーロ 13.3(6)
〔4.0.1.2〕牡3 (栗)音無秀孝
7月のラジオNIKKEI賞を完勝。人気に推された前走毎日王冠では出遅れて6着。

■ディサイファ 四位 14.5(7)
〔8.8.4.10〕牡6 (美)小島太
ハイペースを2番手から押し切った札幌記念など今年は重賞2勝。6歳にして本格化。

■スピルバーグ 北村宏 17.8(8)
〔6.1.4.6〕牡3 (美)藤沢和雄
昨年の当レース勝ち馬。今年は6月にイギリスのGIレースに参戦して6着。

■ワンアンドオンリー 内田博 30.8(9)
〔4.3.1.8〕牡4 (栗)橋口弘次郎
昨年のダービー馬。3月にドバイで好走するも、宝塚記念や前走では見せ場なし。

■ラストインパクト 菱田 32.0(10)
〔7.2.4.9〕牡5 (栗)松田博資
重賞3勝の安定勢力。前走札幌記念は伸び脚一息で6着まで。

■ヴァンセンヌ 横山典 33.3(11)
〔6.3.0.5〕牡6 (栗)松永幹夫
6月の安田記念で2着。母フラワーパークは1200mのGIレースを2勝した名牝。

■ステファノス 戸崎圭 34.8(12)
〔4.2.2.5〕牡4 (栗)藤原英昭
4月に香港のGIレースで2着に好走。前走毎日王冠は展開が向かず7着。

■アドマイヤデウス 岩田康 36.4(13)
〔5.1.2.3〕牡4 (栗)橋田満
15着に敗れた天皇賞(春)のレース後に骨折が判明。今回はそれ以来のレース。

■カレンミロティック 福永 38.1(14)
〔6.5.2.14〕セ7 (栗)平田修
昨年の宝塚記念では9人気で2着、今年の天皇賞(春)では10人気で3着した実績あり。

■ダービーフィズ Cデムーロ 61.5(15)
〔5.4.3.14〕牡5 (美)小島太
7月の函館記念で重賞初制覇。続く札幌記念でも僅差の3着に好走。

■ペルーサ 柴山雄 80.0(16)
〔5.3.1.16〕牡8 (美)藤沢和雄
前走の札幌日経オープンで5年3ヶ月ぶりの勝利。天皇賞(秋)は4度目の参戦。

■クラレント 田辺 114.3(17)
〔7.1.5.16〕牡6 (栗)橋口弘次郎
重賞6勝馬。6月の安田記念で3着。2000m以上のレースは2012年のダービー以来。

■ダコール 三浦 160.0(18)
〔7.10.8.13〕牡7 (栗)中竹和也
5月の新潟大賞典で重賞初勝利。GIレースに参戦するのは今回が初めて。

以下は除外対象馬。

■ヤマカツエース (騎手未定)
〔3.1.2.6〕牡3 (栗)池添兼雄
夏の北海道シリーズで古馬相手に好走。10/24の富士Sに出走したため回避濃厚。

■トーセンスターダム (騎手未定)
〔4.1.0.7〕牡4 (栗)池江泰寿
春にオーストラリアに遠征してGIレースを2戦し、2着、5着という成績だった。

■マイネルフロスト 松岡
〔4.0.1.11〕牡4 (美)高木登
昨年のダービー3着馬。5月にシンガポールのGIレースに参戦して4着。

※順に馬名、想定騎手、想定単勝オッズ(人気)、戦績、性齢、厩舎、寸評。
※出走可能な特別登録馬を想定単勝オッズ上位順に掲載しています。
※想定騎手は変更になる場合があります。
※想定オッズは優馬独自の基準で算出しています。
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