ハリルホジッチ「先発を決めかねている」 W杯予選 シリア戦前日会見
シリア戦の前日会見に臨んだハリルホジッチ監督 【スポーツナビ】
アウェーでグループ首位のシリアとの対戦となるが、ハリルホジッチ監督は、「勝利を求めてここに来ている」と明言。シリアについては「3〜4人かなり良い選手がいる」と語り、警戒心を強めている。
また、明日の先発メンバーについては、「選手にすでに伝えてある」と話したものの、「まだ決めかねているポジションも2〜3ある」と、選考の悩みを明かした。
真の姿を見せなければならない
──攻撃と守備でそれぞれのポイントは? またメンバーは(9月の)アフガニスタン戦のスタメンがベースとなるのか?
タクティクス(戦術)と選手のチョイスは、この時点で説明することはできないが、ストラテジー(戦略)は準備している。ストラテジーをどう使うかはまだ決めていない。対戦する相手はかなりディフェンシブに来ることは知っている。ただし、シリアは攻撃面でかなり高い得点率を誇っていて、われわれと対戦する時にはより攻撃的に来ることが予想される。
われわれ自身の試合の仕方については、スタメンの選手にはすでに伝えてあるが、まだ決めかねているポジションも2〜3ある。それでも全選手のモチベーションは高い。昨日、タクティクスのトレーニングを行ったが、戦う意識は各選手素晴らしいものがあった。全選手が、この試合に参加したいという意識を見せてくれた。
──昨日はセットプレーの練習を初めてやったそうだが、その理由は?
すでに何回かFKの練習はしている。タクティクスと(セットプレーでの)ポジションを思い出させることをやった。FKのところは、向上させるためにしっかりトレーニングしなければならない。ただし時間がなかったので、できなかったところもある。現代フットボールでは、(FKによって)35%の得点が入るが、われわれは統計的にこの部分を活用できていない。すでに何回かFKの練習をしているが、向上させるために(今回)練習した。
──ハリルホジッチ監督がかつて指揮したアルジェリアと、シリアに似たところがあるか?
比較するのは難しい。アルジェリアのほうが欧州でプレーする選手が多かったので、選手のクオリティーは彼らのほうが高かったと言える。ただし何日もかけてシリアをスカウティングしてきて、このチームの特徴も理解しているつもりだ。良い選手が何人かいる。欧州のボスニア・ヘルツェゴビナやトルコ、UAEやイラクでプレーしている選手もいる。またシリアのフットボールは向上している。アルジェリアのほうがレベルは高いだろうが、シリアの個のクオリティーを無視してはならない。3〜4人かなり良い選手がいる。
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