GHC王者みのる、杉浦とのしばきあい制す=4度目の防衛成功で「鈴木軍イチバーン!」

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 ノア「旗揚げ15周年記念大会vol.2」が19日、大阪・エディオンアリーナ大阪で行われ、王者・鈴木みのると挑戦者・杉浦貴のGHCヘビー級王座選手権は、みのるが壮絶なしばきあいを制して4度目の防衛に成功した。杉浦戦でのノア撤退を公言していたみのるだが、試合後リングを取り囲んだノア勢に対して「オレが1対1で全員とやってやる。ひとりでも勝ったらベルトはくれてやる。ひとりも勝てなかったらてめーらの手でノアは解散だ」と通告すると、「鈴木軍、イチバーン」と勝利の雄叫びを上げた。

<GHCヘビー級選手権試合>
○[王者]鈴木みのる
(29分19秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め)
●[挑戦者]杉浦貴
※4度目の防衛に成功

以下は写真で振り返るタイトルマッチ

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中村あゆみの生歌「風になれ」で入場してきた王者みのる

杉浦が序盤からブレーンバスター

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リストの取り合いからお互いにクリーンブレイク。その後、エルボーの打ち合いから杉浦がブレーンバスター、ストンピング。

ぶら下がり腕十字から場外戦へ

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強烈なエルボーでみのるを吹き飛ばした杉浦。フロントハイキックをかわしたみのるはエプロン際でのぶら下がり腕ひしぎ。場外戦に持ち込み、鉄柵で杉浦の右腕を痛めつけるとランニングローキックを胸板に叩き込み、主導権を握り返す。

「てめーはこんなもんか」と叫ぶみのる

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リングに戻ると、みのるは右腕に照準を絞ってエルボー、ストンピング、ショルダーアームブリーカー、「てめーはこんなもんか」と挑発しながらのチキンウイングアームロック。なおもみのるはヒザ蹴り、エルボーで攻め立てる。

アンクルホールドで絞め上げる杉浦

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杉浦もカウンターのキチンシンクで反撃。串刺しフロントハイキックから感情むき出しでエルボーの連打。みのるはランニングロー3連発、脇固め、腕ひしぎ。しかし、杉浦はアンクルホールドで切り返す。

感情むき出しのエルボー合戦

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 両者、感情むき出しのエルボーを打ち合い、フロントキックも相打ち。何発も交換し合い、両者ダウン。

エルボー、張り手を打ち合う

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 エルボー合戦が続く中、みのるがスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを狙うが、杉浦がバックスープレックスで返す。お互いがお互いにエルボー合戦で強烈なヒジをぶち込む。お互いひざから崩れそうになりながらも踏ん張る。そこへみのるは右ストレートを食らわせる。

杉浦のジャーマン炸裂も…

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 エルボー合戦から杉浦がぶっこ抜きジャーマン。続く五輪予選スラムはみのるが踏ん張る。続いて杉浦が強烈なエルボーをみのるの後頭部に叩き込むが、みのるもカウント2でキックアウト

ゴッチ式パイルドライバーで決着

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 杉浦の予選五輪スラムを切り抜けると、お互いがフルスイングの張り手合戦。みのるがカウンターのドロップキックをお見舞い。スリーパーから逆落としへ。最後、スリーパーからゴッチ式パイルドライバーにつなげて3カウントを奪った。

みのるがノア撤退を撤回

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 試合後、みのるは「弱いやつには用はない。終わりにしょうぜ」とノアとの抗争に終結宣言。しかし、丸藤をはじめノア勢がリングを取り囲むと、「オレにもう1回やらせろ」と3度目の対戦を要求。みのるは丸藤、高山らをにらみつけながら「オレが全員と1対1でやってやる。ひとりでも勝ったらベルトは返してやる。もし勝てなかったらてめらの手でノアを解散しろ」と逆要求。「お前らもリスクを背負って戦え」と叫ぶと、「鈴木軍、イチバーン!」と勝利の雄叫びを上げて、リングを去った。
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