真田が新鋭・吉岡を下しTNA Xディビジョン王座初防衛に成功=W−1

高木裕美

新鋭・吉岡を下しTNA Xディビジョン王座初防衛に成功した真田=W-1 【前島康人】

 22日のWRESTLE−1「WRESTLE−1 2014 TOUR After OUTBREAK」東京・後楽園ホール大会では1200人を動員した。
 メインイベントでは、日本人初のTNA Xディビジョン王者となった真田聖也が、26歳の新鋭・吉岡世起を下し初防衛に成功。米国TNA遠征を終えてさらにたくましく成長した姿をファンに見せ付けた。

真田「アメリカで防衛して戻ってくる」

米国帰りの真田はラウンディングボディープレスで快勝 【前島康人】

 吉岡は3.15京都大会での「エクストリームロイヤル」を勝ち抜き挑戦権を獲得。真田の握手を拒否し、得意のキックやラ・ケブラーダ、スワントーンボムなどで牙城に迫るが、真田は終始危なげなく、タイガースープレックスからのラウンディングボディープレスで快勝した。
「思った以上に成長していた」と吉岡の頑張りを認めた真田は、時期未定のTNA再遠征に向け、「アメリカでもベルトを防衛して、またここに戻ってくる」と自信を見せ付けた。

悩める“自称エース”KAIの迷走は続く…

“自称エース”KAIは、試合後も敵味方関係なく襲い掛かかる迷走 【前島康人】

「WRESTLE−1のエース」を自負しながら、結果を出せないKAIは、征矢学マッチメイカーに「にせエース」と言われ激怒。セミファイナルでヒール軍団デスペラードとタッグを組まされ、征矢組と戦うも、セコンドの介入や凶器攻撃といった反則攻撃は拒否した。だが、征矢のワイルドボンバーに追い込まれ、青息吐息となった状態で、デスペラードのセコンドが征矢にイス攻撃。直後にKAIがLATで仕留め、逆転勝利を飾った。
 直接手を汚さないまでも、デスペラードのアシストを受ける形となったKAIに、非難の声が上がると、KAIは敵味方関係なく襲い掛かって、無言のまま退場。悩める“エース”の迷走はまだまだ続きそうだ。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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