6.17後楽園で真田&ジョーvs.『GET WILD』の世界タッグ再戦
6.17後楽園で世界タッグ再戦が決まった真田組とGET WILD 【全日本プロレス】
先シリーズの5.20福岡大会で『GET WILD』の持つ世界タッグ王座に挑戦した真田&ジョーだが、急造タッグという評判を覆し、見事にベルトを獲得。勢いのあった『GET WILD』の天下をわずか2カ月で崩してしまった。
この敗戦に納得のいかない『GET WILD』はすぐさま前チャンピオンの権利として、リマッチを要求。全日本サイド、そして真田&ジョーも承諾し、早くも6.17後楽園大会でのタイトルマッチが決定した。
征矢学「表明した弟ためにもベルトを取り戻す」
ケガで引退を決めた弟・匠のためにもベルト奪取を誓う征矢学 【t.SAKUMA】
一方、いつもなら訳のわからないテンションで会見をかき回す征矢だが、この日は弟・匠の引退が決定したこともあってか、神妙な態度。「昨日、弟が引退を表明しましたけど、あいつとの約束のためにもベルトを取り戻す」と静かな口調で意気込みを語った。
王者となった真田は「もっと上を目指したいと思っている中で、征矢は厄介な存在。自分のことを興味ないって言っていたけど、今は興味を持っていると思うんですよね。それに大森さんにはシングルで負けているので、借りを返したいです」と、短いスパンでのリマッチも望むところといった様子。
また、久々に来日して、3度目の世界タッグ獲得を果たしたジョーも、「まず、6月17日に後楽園ホールでやることが間違っている。あそこは歴史のある場所で、俺の庭みたいなものだ」と王座防衛に自信満々。そして、ワイルドを売りにする『GET WILD』に対して、「俺のほうがワイルドだ!」と挑発気味に宣言した。
これに黙っていられないのが大森。「おい、通訳、勝手に言ってないことを訳してないか!?」と、通訳を務めていたボンバー斉藤レフェリーにイチャモンだ。これに対して、ジョーは「安心しろ。そのギミックを奪う気はない」とニヤリ。王者として、余裕の態度を大森に示していた。
それでも納得のいかない大森は、「通訳が怪しいよなぁ」と訝しげな表情。しかも、ジョーが続けて何かを言ったにも関わらず、ボンバーレフェリーは「何言っているのかわからない……」と通訳できなかったものだから、怪しさはますばかりだった。
真田&ジョーは返り討ちにする気満々
一方、パートナーの征矢も、『チャンピオン・カーニバル』の公式戦で真田を破り、「もう真田には興味がない」と言っておきながら、タイトルマッチでは自らギブアップを奪われ、5.23宮崎大会で挑んだシングルマッチでも敗戦を喫するなど、失態を犯している。こうなると、「真田には興味がない」とは言っていられない。「じゃなきゃ、リマッチを望んだりしませんし、まずはベルトを取り戻したいと思っています」と、やはり静かな口調ながらリベンジに燃えている。
こんな『GET WILD』に対して、王者組は余裕の態度を崩さない。「ジェラシーが伝わってきますね。もっとジェラシーを溜めてやろうと思っています」と真田が語れば、「長くチームをやっていようが、ここにベストアスリートが二人も揃っているんだから関係ない。そのことはベルトを獲って証明しただろう。俺たちはニュージェネレーションだ。新しい動きを起こすぞ!」と、ジョーも返り討ちにする気で満々だった。
なお、この度、全日本のオフィシャルファンクラブの特典として、『GET WILD』がこれまで行なってきた記者会見や公開練習、バックステージコメントの全てを収録したDVD『GET WILD 裏ワイルド』(非売品)が会員全員にプレゼントされることも決定した。大森&征矢の両名が編集に携わっている貴重な一品だ。
大森が「特典としてついてくるということは期待値も高いということ。是非、ファンクラブに加入して、ゲット・ワイルドしてください」と宣伝すると、ジョーは「べつに見たくない」と一蹴。最後まで両陣営は火花を散らしていたのだった。
7.1両国で曙&浜がアジアタッグ王座挑戦決定
7.1両国でSMOPと防衛戦が決まったアジアタッグ王者の関本&岡林 【t.SAKUMA】
すでに2度アジアタッグ戦で関本&岡林に破れているSMOPだが、先の『チャンピオン・カーニバル』では曙が岡林に、浜が関本に勝利している実績を考慮し、全日本の内田雅之社長は二人の挑戦を決定。本日、両国大会の追加対戦カードとして、関本&岡林vs.曙&浜のアジアタッグ戦を正式に発表した。
また、その前哨戦と全日本の40周年メモリアルマッチとして、6.17後楽園大会で渕正信&SMOPvs.グレート小鹿&関本&岡林というオールドファン必見のスペシャル6人タッグマッチも決定している。こちらも注目だ。
■全日本プロレス『40th Anniversary Year CROSS OVER 2012』6月17日(日) 東京・後楽園ホール
<世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者]真田聖也、ジョー・ドーリング
[挑戦者]大森隆男、征矢 学
※真田&ジョーは初防衛戦
<全日本プロレス40周年メモリアルアジアタッグ前哨戦スペシャル6人タッグマッチ>
渕 正信、曙、浜 亮太
グレート小鹿、関本大介、岡林裕二(ともに大日本プロレス)
<船木誠勝復帰戦 スペシャルタッグマッチ>
武藤敬司、カズ・ハヤシ
船木誠勝、田中 稔
■『カードファイト!! ヴァンガードPRESENTS 新日本プロレスリング&全日本プロ・レスリング創立40周年記念大会 サマーナイトフィーバー in 両国 「We are Prowresling Love!」』
7月1日(日)東京・両国国技館
【決定対戦カード】
<アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者]関本大介、岡林裕二
[挑戦者]曙、浜 亮太
※関本&岡林は7度目の防衛戦
【既報カード】
<三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]秋山 準(プロレスリング・ノア)
[挑戦者]太陽ケア(2012 チャンピオン・カーニバル優勝者)
※秋山は4度目の防衛戦
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ