真鍋監督「ベストを尽くす」 五輪最終予選へ意気込み=バレー全日本女子

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ロンドン五輪世界最終予選を翌日に控え、全8チームの監督が一堂に会した 【スポーツナビ】

 バレーボール女子のロンドン五輪世界最終予選(5月19日〜27日、東京体育館)の監督記者会見が18日、東京都内で行われ、全日本女子の真鍋政義監督は「ベストを尽くす」と意気込みを語るとともに、最終登録メンバー選出のポイントを説明した。

 日本は今大会で3位までに入るか、4位以下でもアジア最上位になればロンドン五輪の出場権を獲得する。

 以下は、真鍋監督とペルー代表ルカ・クリストファーニ監督のコメント。

真鍋監督「五輪出場には他のメンバーにもチャンスがある」

五輪最終予選を前に、「ベストを尽くす」と意気込みを語った真鍋監督 【スポーツナビ】

 まずは五輪最終予選(OQT)では五輪出場権を取ること。7試合は厳しくなるが、ベストを尽くしたい。(強化ポイントについて)すべてのプレーを強化した。サーブ、サーブレシーブ、ディフェンス、その3つです。

(選考した12名について)OQT1位通過のための12名を選んだ。(悩んだところは)ミドルブロッカーの大友(愛=JT)、井上(香織=デンソー)が、けがからの調整をしていたが、間に合わず、平井(香菜子=久光製薬)を選出した。サイドの6人は悩んだ。
(栗原恵が外れたことについて)他の6人の方がいいという判断からです。

(前日練習を非公開にしたのは)東京体育館を使えるのが1時間のみで、やりたい練習をシャットアウトしてやりたかった。選手もみんなピリピリしている。

(今回外れたメンバーについて)今回はOQT1位通過のためのメンバーだということ。ワールドグランプリ(6月、東京など)もあるし、五輪出場には他のメンバーにもチャンスがある。座安(琴希=久光製薬)はレシーブはいいが、サイドスパイカーの層が薄い。なのでサイドを入れた。

(12名の発表はいつどういう形で?)外れた5名には17日の練習の後に1人ひとり呼んで伝えた。全体には18日の朝に伝えた。
(試合で選手に期待することは)サブの5人の選手がレギュラーと同じ温度でいてくれること。

(初戦のペルーについて)セッターがうまく、危険なチーム。(1位を争う欧州勢について)初戦のペルー戦しか考えていない。ペルー戦に勝って勢いをつけたい。
(今大会前の中国遠征について)中国遠征で1勝3敗。まずいという気持ちでチームがまとまった。いい準備になった。

(サイドプレーヤーに一言ずつ)木村には3年間、個人的にプレッシャーを与え続けた。日本の柱になった。山口(舞=岡山)はミスが少ないうまい選手で、中心選手。江畑(幸子=日立)はワールドカップからエースとして安定している。迫田(さおり=東レ)はチームが苦しいときのバックアタック、スパイク、ブロックに期待。狩野(舞子=ベシクタシュ/トルコ)はようやく復活し、本来のプレーを見せている。新鍋(理沙=久光製薬)はサーブレシーブが強み、守備が乱れた際に投入したい。

(平井について)平井は前も後も両方できる。ブロック、スパイク両方に期待している。

ペルー監督「キープレーヤーはセッターのエレナ」

大会に向けて意気込みを語るペルーのクリストファーニ監督。キープレーヤーにセッターのケルディベコバを挙げた 【スポーツナビ】

(世界最終予選では)世界レベルの強豪との戦いを通じて、経験値を上げていきたい。すべてにおいてパーフェクトにできないと厳しい戦いになるだろう。

 チームはブロックとディフェンスにおいて結果を残してきた。南米予選ではブラジルに続き、2位という結果を得られた。13日まで試合(南米予選)があったこともあり、コンディション的には疲れているが、また結果を出したい。キープレーヤーはセッターのエレナ(ケルディベコバ・エレナ)になるだろう。

<了>
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