新世界タッグ王者・『GET WILD』が武藤を勧誘「ワイルドが足りない!」

全日本プロレス

新世界タッグ王者『GET WILD』は武藤を勧誘 【全日本プロレス】

 3月21日(水)、都内にある事務所で全日本プロレスが記者会見を実施。昨日の『40th Anniversary Year 2012 プロレスLOVE in 両国 Vol.14』にて新世界タッグ王者となった『GET WILD』の大森隆男と征矢学が一夜明け会見に臨んだ。
 流出している全日本の王座の奪還を懸けての4大タイトルマッチが開催された昨日の両国大会。奪還に成功したのはAAAのダーク・オズ&ダーク・クエルボに勝利した大森と征矢だけだった。

全日本、もっとワイルドにいかなきゃダメ!

世界タッグ王座をだ下記した大森&征矢の「GET WILD」 【t.SAKUMA・佐藤崇】

「現にここにベルトがあるのは事実であり、この事実こそワイルドです! これがホントのワイルド!」と意味不明な言葉で胸を張った征矢。「ベルトを獲り返すことは大切です。しかし、俺たちは誰が先に獲り返すのか? 俺たちが先に獲り返すんだという気持ちがありました。一致団結しなきゃいけないが、仲良しこよしじゃいけない。それが俺のワイルドです!」と、他の選手たちに先んじてベルトを奪還したことがよっぽどうれしいようだ。
 これにはパートナーの大森も同調。「競争ですから。征矢選手が言ったように、みんな横一線なんです。手段や闘い方、何を駆使してでも獲り返さなきゃダメなんです! 今はホッとしたというか、成し遂げた充実感がありますね」と満足気な表情で奪い返したベルトを誇示した。
 さらに調子に乗る征矢は、「みんなワイルド不足ですね。ワイルドが伝わってこないよ! 全日本、もっとワイルドにいかなきゃダメ! 武藤(敬司)さんもワイルドが足りない! 武藤さんも『GET WILD』に入るべきだと真剣に思いました。武藤さんがどう思うかわかりませんけど、それが俺のワイルドです!」と武藤にもダメ出しだ。

 今後の防衛戦プランについては、「昨日はIWGPタッグチャンピオン(小島聡)とGHCタッグチャンピオン(秋山準)が出場していました。面白いと思いますね」と、他団体のタッグ王者との闘いにも興味を示した征矢。しかし、すぐに「せっかく取り戻したんですから、まずは所属の選手とやりたいですね。俺たちが先に獲り返したことが悔しくないのかって!」と全日本の選手たちを挑発だ。これには大森も同調し、「全くの同意見ですね。団体を活性化させることもできるし」と、団体内から挑戦者を募るようだ。

チャンカー決勝での対戦を誓う

三冠王座を防衛した秋山はチャンカー王者を次期挑戦者に指名 【t.SAKUMA・佐藤崇】

 一方で、この日は内田雅之社長より、4月21日から開幕する『40th Anniversary Year GAORA SPECIAL 2012 チャンピオン・カーニバル』の出場者が発表された。当然、新世界タッグ王者となった『GET WILD』の大森隆男と征矢学の二人もエントリーされている。20日の両国大会での三冠戦後には、三冠王者の秋山より、『チャンピオン・カーニバル』優勝者を次の挑戦者に指名するという発言もあった。
 これに燃えているのが、2.3後楽園大会で秋山に敗れている大森だ。「昨日も秋山にアピールしましたけど、標的は間違いなく秋山です。獲るまでは何回でもやりたい」と優勝しての再挑戦に向けて、大きく気勢を上げた。

 一方、念願叶って初出場が決定した征矢。「真田(聖也)が今回で4度目の出場で、昨年は準優勝。ジェラシーがありました。でも、今、真田はどん底を見ている。『チャンピオン・カーニバル』では真田を倒したい。あいつに負けたくないという気持ちがあります」と、かつての盟友に対して、ライバル心を剥き出しにした。
 また、当然『GET WILD』同士による決勝戦、あるいは公式戦での対戦も考えられる。「もしパートナーと当たっても、全力で当たる。俺のほうがおまえよりもワイルドだからな」と大森が言えば、征矢も「俺は初出場初優勝を狙っています。思いっきしやりましょう。手加減はしないでください。もし、手加減したら『GET WILD』は解散ですよ!」と、両者とも望むところのようだ。
 一躍ブレイクした『GET WILD』。世界タッグ王座の防衛ロード、そして『チャンピオン・カーニバル』とこれからもワイルドに突き進むことを誓っていた。

 なお、次期シリーズの最終戦4.14ディファ有明大会では、『チャンピオン・カーニバル』出場者8人による8人タッグマッチの開催も決定。諏訪魔、大森、河野真幸、真田聖也、征矢、浜亮太、曙、吉江豊の8人が出場し、当日抽選で組み合わせを決定する。また、『チャンピオン・カーニバル』出場枠の最後の一つの枠を懸けて、中之上靖文と征矢匠が闘うシングルマッチも決定している。

■『40th Anniversary Year GAORA SPECIAL 2012 チャンピオン・カーニバル』出場者

諏訪魔〈8年連続8度目の出場:2008年優勝/チーム・ディストラクション〉
太陽ケア〈9年連続11度目の出場:2006年優勝〉
大森隆男〈2年連続9度目の出場/GET WILD/第61代世界タッグ選手権者〉
KENSO〈2年連続2度目の出場〉
河野真幸〈3年連続3度目の出場/STACK OF ARMS〉
真田聖也〈4年連続4度目の出場〉
征矢学〈初出場/GET WILD/第61代世界タッグ選手権者〉
浜亮太〈4年連続4度目の出場/SMOP〉
永田裕志〈2年連続2度目の出場:2011年優勝/新日本プロレス・青義軍〉
曙〈初出場/SMOP〉
吉江豊〈6年ぶり2度目の出場/フリー〉
関本大介〈初出場/大日本プロレス/第87代アジアタッグ選手権者〉
岡林裕二〈初出場/大日本プロレス/第87代アジアタッグ選手権者〉
中之上靖文vs征矢匠の勝者

■全日本プロレス『40th Anniversary Year 2012 GROWIN'UP〜ジュニア・タッグリーグ戦〜』
4月14日(土)東京・ディファ有明 開始18:00

【追加対戦カード】

<チャンピオン・カーニバル前哨戦 スペシャル8人タッグマッチ>
出場者:諏訪魔、大森隆男、河野真幸、真田聖也、征矢学、浜亮太、曙、吉江豊
※4対4のタッグマッチ形式の試合。組み合わせは当日抽選にて決定

<シングルマッチ>
KENSO
井上雅央

<チャンピオン・カーニバル出場権争奪 シングルマッチ>
中之上靖文
征矢 匠

【既報対戦カード】

<2012 ジュニア・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負>
カズ・ハヤシ、近藤修司
金本浩二、田中 稔

<2012 ジュニア・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負>
KAI、Gillette
ケニー・オメガ、中澤マイケル

<2012 ジュニア・タッグリーグ戦公式戦 30分1本勝負>
大和ヒロシ、佐藤光留
BUSHI、X

<2012 ジュニア・タッグリーグ戦優勝決定戦 時間無制限1本勝負>
リーグ戦1位
リーグ戦2位
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