天才卓球少年・14歳丹羽「どの相手にも向かって行くだけ」=世界卓球 直前インタビュー
史上最年少14歳6カ月で世界選手権出場を決めた丹羽孝希。男子代表監督が認めるポテンシャルの高さを持つ天才卓球少年だ 【スポーツナビ】
男子は、弱冠14歳6カ月の史上最年少で出場する天才卓球少年・丹羽孝希(青森山田中)に注目だ。今年1月の全日本選手権では、初出場となるシニアの大会で、年上の強豪選手を破りベスト16に進出。これで日本ランク入りを果たすと、初の日本代表選出となった。また3月の東京選手権では、シニアの大会で初優勝を飾り、成長の証を見せた。大きな可能性を秘めた天才卓球少年に、世界選手権への意気込みを語ってもらった。(構成:スポーツナビ)
最近は得意のバックハンドにプラスし、フォアハンドの強化にも取り組んでいると話す 【スポーツナビ】
すごくうれしいですし、選んでくれた人たちにすごく感謝しています。最初聞いたときは、周りに僕より強い人たちがいっぱいいたので、まさか自分が選ばれるとは思いませんでした。
ただ、代表に選ばれた後に、すごく気持ちが高ぶって、これからもっと頑張ろうと思いました。それから一生懸命練習して、(3月の)東京選手権で優勝する事ができて、それで自分が強くなっている事も分かったので、良かったと思っています。
――東京選手権に優勝できたことで、日本代表にふさわしい選手になったと思いますか?
最初は僕で大丈夫かなと思ったのですが、最近は実績も出したので、申し訳ないとは思わなくなってきましたね。だいぶ日本代表にふさわしい選手に近づけたとは思っています。少し自信がついてきました。
――丹羽選手の一番の武器は?
前陣で両ハンドで打てる事。特に、得意なバックハンドが武器です。
――今回の世界選手権に向けて、特別な準備をしてきましたか?
まずは、体調管理をしっかりして、今は(青森山田高の森薗美咲と組む)混合ダブルスに力を入れています。午後はほとんど混合ダブルスの練習をしているので、そこでもっとお互いの息があったプレーをしていきたいです。
あと、ここ3カ月くらいは、フォアハンドの強化をしています。僕はバックハンドが得意なのですが、それと同じくらいのレベルまで上げるため、練習でもフォアハンドを多く取り入れています。
――自分の性格をどう思いますか?
どちらかというとおとなしいのですが、同学年の選手に対してはすごく負けず嫌いですね。同じ世代の中では1番でいたいと思っています。
(年上の選手を含めると)今すぐ日本で1番に上がるのは難しいんですけど、2年後くらいには全日本選手権で優勝したいです。
――世界選手権での目標は?
シニアの大会には、まだそんなに出た事がないので、どこまで行けるかは分かりません。でも、まずはみんなと同じ位置までは行きたいです。自分だけがすぐに負けたくはないと思っています。
――具体的には?
みんながベスト32まで行ったら僕もそこまでは行きたいです。
――ライバルとなる国はありますか?
僕にとってはほとんどの国がライバルです。多分、僕の世界ランクはこの世界選手権に出ている選手の中でも相当低い方なので、どの相手と当たっても向かって行くだけ。まずは、格上を倒せるように頑張って行きたいです。
――世界卓球への意気込みを
3種目に出るので、自分の力をすべて出し切って、1試合でも多く勝てるように頑張りたいと思います。
<了>
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ